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チップの増額・食事を注文しプレゼント…バイクドライバーに支援が広がる

インドネシア
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料理をオーダーし、ドライバーに
食べてくださいとメッセージ

インドネシアでは以前より「Grab Food」や「Go food」などのフードデリバリーサービスが浸透していたが、コロナ禍での半年間はサービスを維持するために、ドライバーに配慮する利用者の行いが注目された。第1感染者が発見された直後の2020年3月からしばらくの間は、「ドライバーのために食事を提供する」という行為が広がった。利用者が料理をオーダーし、メッセージで「あなたのために買いました。どうか召し上がってください」と連絡するのだ。大規模な社会制限下で「バイクタクシー」としての収入源を失ったドライバーを支援する活動である。
また、アプリ内で支払える「チップ」の最低額が5,000ルピアから10,000ルピア(約35円~70円)に上がったこともドライバー支援の一環と捉えられる。またアパートやオフィスビルではドライバーのための待機所を設けている場所も少なくない。場所によっては手洗い所も設置されている。

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社会維持に貢献するドライバーを
いたわる気持ちが大きい

インドネシアでは、階級社会やイスラム教の教義の影響で「富めるものが貧しいものに手を差し伸べるべき」という風潮がある。このような背景もあり、バイクドライバーへの支援を行う人々が自然と現れた。アメリカのようなチップ文化がある社会ではないが、サービス業従事者にチップを渡す人も少なくない。サービスへ対するチップというよりは、喜捨の精神に基づくチップと考え、慣習的に渡す人も多い。
インドネシアでは長くCOVID-19による影響が続いているが、フットワークの軽いバイクドライバーが社会維持のために果たしている役割は大きい。「買い手も売り手もお互い様」という感謝の気持ちからドライバーをいたわる気持ちが生まれたと考えられる。

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