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ミレニアム世代が主導する「文化サロン」/オフラインでのつながりを求める

韓国
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趣味が合う人と積極的にコミュニケーションを図りたい
若者たちが開くオフラインの「文化サロン」

韓国で2019年のトレンドキーワードになっているのは「文化サロン」だ。個人的な趣味嗜好が同じ人と積極的に楽しもうとする若者たちのオフラインの集まりのことである。17~18世紀にフランスを中心にはじまった「サロン」を現代的に再解析したといわれている。
オフラインの文化サロンはほぼ有料で、ジャンルは本や料理、音楽、映画などさまざまである。シーズンごとに会費を払ったり、1回ごとに利用券を購入するところもある。
代表的な文化サロンの一つ、合井に位置する「チィヒャングァン(趣向館)」は会員制で運営。2階建ての一軒家をサロンにリフォームし、館内は高級感あふれる雰囲気だ。1階は会員を迎えるコンシェルジュをはじめ、応接室、バーなどがあり、2階には3つのプライベートルームがある。会員であれば、2階で本を読んだり、個人作業をしたり、他の会員たちと話をすることが可能で、小さな集まりや、ゲストを招待してのシーズンプロジェクトにも参加できる。会員自身がプライベートサロンを開設することも可能だ。
文化サロンのアプリも開発されている。「Frip」はクラフトビール、香水作りなどの趣味活動から、サーフィン、カヤック、クライミングなど多様なスポーツ活動まで楽しめる。アプリ利用者の年齢層は主に20~30代、登録者は63万人に及ぶ。

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オンラインの限界に気づいた
ミレニアム世代が主導する新しいオフラインコミュニケーション

サロン文化を主導し、積極的に参加するのは、自由と個人を重視するミレニアル世代だ。小さい頃からコンピューターに慣れ親しみ、オンラインコミュニティーを楽しみ、非対面文化に慣れている彼らが自らオフラインの集まりに足を運びはじめた。その理由の一つは、オンラインの限界を感じたからだといわれる。SNSを通して、簡単に多くの人と出会えるが、非対面がゆえの即興性、その日、その場限りのオンライン上の軽い関係に、不安や孤独感を抱き、その結果、人々と直接対面し、お互いに疎通する関係を求めているという。また、サロンで出会った人たちとは親しすぎず、だからといって他人ではない、その中間ぐらいの関係が維持できるのも、人々が文化サロンにハマる理由の一つといわれる。オフラインの文化サロンでは基本的に名前、年齢、学力、職業などの個人情報は公開しない。そのため、親しいがゆえに言えない悩みなども話せたり、いつもとは違う自分を発見できるという。

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