美容・健康 食・飲料

豆やナッツを原料にしたドリンクが増加/植物由来の食品へ関心が高まる

ベトナム
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大手乳業メーカーからナッツミルクが販売
豆乳のフレーバーも増加中

ベトナムの乳業各社は、バラエティ豆乳やナッツミルクの販促を強めている。乳業メーカー最大手のVINAMILKからは「ĐẬU ĐỎ」4パックで約25,000ドン(約130円)、同じく大手のTHミルクからは「trueNUT」55,000ドン(約230円)というアーモンド、くるみ、マカダミア、ガック(ナンバンカラスウリ)を使ったナッツミルクが揃って発売された。 ガックの種の部分は、料理や化粧品の色付けに多く用いられているが、近年ビタミンなどが栄養豊富なスーパーフルーツとしても注目を集めている。さらに、長年朝の栄養ドリンクとして親しまれている豆乳は、小豆や緑豆などをミックスした栄養価が高いものや目新しいフレーバーが開発されており、購買者の裾野を広げている。豆乳や豆乳由来のドリンク専門店もバリエーションを拡大中だ。

経済発展とSNSにより
食への意識が変わり始めている

ベトナムでは、経済発展に伴って、食や健康への意識が高まっている。オーガニック製品を積極的に選んだり、植物由来のたんぱく質を生活に取り入れようとしたりする人が、都市部の中間層や若い世代を中心に進んでいる。ビーガン向けの食材やカフェなども増えつつある。
背景にあるのは、SNSなどで目にする国内外のセレブの食生活や、ミニマルなライフスタイルだ。ナッツミルクに関心が高まっているのもネットの影響が大きいだろう。