教育・育児

ベトナムに良書と読書の習慣を 「MOGU絵本プロジェクト」

ベトナム
絵本eye
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開始3年で外務大臣表彰受賞
絵本作家の育成も

ベトナムに良書と読書習慣を普及させ、絵本作家の育成も図ることを目的に、2017年よりスタートした「MOGU絵本プロジェクト」が、開始から3年で外務大臣表彰を受賞した。プロジェクトを行うMORE Production Vietnamは、日本人女性とベトナム人女性が共同で起業した制作会社。これまで毎月2~3種類ずつ、計46種類の日本の絵本と、美智子上皇后の講演をまとめた本「橋をかける 子供時代の読書の思い出」をベトナム語に翻訳、発行してきた。たくさんの子どもに絵本を読んでもらうことを目指し、企業からのスポンサー支援を得て制作、販売する絵本は、1冊2万5000~3万9000ドン(約117~183円)と安価な価格設定となっている。また、発行分の一部は僻地の子どもに寄付している。 2018年からはJXTGグループと共同で童話作品を公募する「JXTG×MOGU童話コンテスト」を実施しているほか、日本人絵本作家を招いた講演会を開催している。

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読書の習慣がないベトナム
年間平均読書量は0.8冊

近代まで戦争が続いてきたベトナムでは、読書の習慣が定着していない。知識をつけるため読書するという意識が希薄なことから、ベトナム人の年間平均読書量は0.8冊と極端に少ないことが判明した(2015年 文化スポーツ観光省による調査)。 プロジェクトの開始前、代表のベトナム人女性は日本出張の際に買い集めた絵本を翻訳して自身の子どもに読み聞かせし、その後は自社の社会貢献活動として地域の子どもたちに向け読み聞かせ活動を展開してきた。そんなとき、2017年に訪越された美智子皇后(当時)から、読み聞かせ活動に対する励ましのお言葉をいただいたことがきっかけでプロジェクトが始まったという。その後は未来を担う子どもの想像力を育む活動に賛同したさまざまな企業がスポンサーとなり、活動を拡大している。
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