乗り物

ホーチミン市内を探索できる観光者向けEVバギー「Mex Buggy Saigon」

ベトナム
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観光用電動バギーサービスが始動
主要な観光スポットを巡ることが可能

2024年4月から登場した観光用電動バギーサービス「Mex Buggy Saigon」。ホーチミンの観光スポットから始まり、ネオンが煌びやかなバックパッカー街周辺の街並みを楽しみながら移動し、車内で飲食できることからベトナム人観光客以外に若者にも受けている。オレンジと白の車体は街中で目立ち、広々とした座席にシートベルトも完備され、快適な乗り心地。SNSで多くのベトナム人の若者たちに拡散された。最大7人乗りの電動カートは、主要な観光スポットを巡るルートが設定されており、効率的に観光できる。停車時間中に写真を撮ることも可能。印象的な写真を撮影したい人や街歩きに疲れた人、小さい子どもがいる人など、効率良く快適にホーチミン観光をしたい人に適している。

官民連携によるプロジェクトとして始まり
EV車普及のため、今後もエリアを拡大予定

2024年12月4日、日本の交通観光事業企業「みちのりホールディングス」とベトナム企業による合弁会社Saigon.PT 株式会社は政府交通局と共にEV車発展を目的として、ホーチミン市で訪問者と観光客を輸送する電動4輪車のパイロットプロジェクトの運行を開始。2022年7月22日付首相決定876号ーeモビリティ/グリーン交通を含む2050年に向けたカーボンニュートラルに関するベトナム中央政府の方針に合致。2024年5月末にはHCMリバーフェスティバルにてMexBuggy Saigonのオープニングセレモニーも大々的に行われた。チケットの購入、電動自動車サービスの予約は、ウェブサイト上の発券アプリケーション、モバイル、および現金以外の支払いデバイスを使用する。現在のチケット料金は120,000 VND/30分(~18:00)および250,000 VND/30分(18:00~)と、ベトナム人の若者や旅行者が気軽に利用できるよう、価格帯をリーズナブルに設定。運転者は全員B2級以上(9人乗り、積載量3,500㎏以下の自動車運転免許)の運転免許を持ち、輸送業務、交通安全、ツアーガイド技術、行動スキル、顧客とのコミュニケーションなど、専門的なスキルを訓練した者に限定し、安全性も全面にアピール。ホーチミン市運輸局は、電気エネルギーを動力源とする四輪車の試験的導入は市のプログラムと計画、およびグリーン交通開発に関する国の政策に沿ったものであると述べている。約3〜6ヶ月の運用期間を経た後、住民や訪問者の賛同が得られれば営業エリアを3区、10区にも拡大する予定であるとし、今後の発展が期待される。