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インドネシアのZ世代が注目する日本のカルチャーは?ライブも開催されたYOASOBIがヒット!

インドネシア
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インドネシアのZ世代が注目する
“日本のカルチャー”5選

株式会社TNCが運営する「TNCアジアトレンドラボ」では、韓国・中国・台湾・タイ・インドネシアのアジア5地域で、Z世代の間で「いまキテる!これからクル!」日本のカルチャーについて、Z世代に対するヒアリングや実態調査から「アジアのZ世代が注目する“日本のカルチャー”5選」を発表しました。本記事では「アジアのZ世代が注目する“日本のカルチャー”5選」から、インドネシアの5選を詳しくご紹介します!

【音楽】YOASOBI

YOASOBIの「夜に駆ける」が、「ユニークなテンポと一般的でない内容の恋愛ソングが新しく感じられる」と、インドネシアでも大人気に。

2024年1月にジャカルタで開催されたコンサートのチケットは瞬時に売り切れ、高額でチケットが転売されるほどでした。コンサート当日は、インドネシアの地方都市のみならず、シンガポールなどの隣国からもファンが押し寄せ、ジャカルタの街中は大渋滞し、会場近くは交通麻痺状態となりました。 インドネシア人は音楽が好きで、昔のヒット曲を時代や世代を超えて聴き続ける習慣があるので、YOASOBI人気は今後も長く続くと考えられます。

【アニメ】ハイキュー‼

インドネシア語に翻訳されたコミックやローカルテレビでの放送を通じて、『ハイキュー!!』が中高生を中心に「助け合う友情に感動する」と大人気になっています。

インドネシアではバレーボールの認知度が低く、競技人口も少ないにもかかわらず、「バレーボールは好きじゃないけどこのアニメは好き」「普通のバレーボールも見るのが好きになった」と、受け入れられています。 2024年5月21日から6月9日までジャカルタのショッピングモールで行われたポップアップイベントでは、インドネシア限定品を含むグッズが1日でほぼ完売するなど、大盛況でした。

【ゲーム】プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク

プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』がインドネシアでプレイできるようになったのは2023年9月。それ以来「リズム感の良い音楽が多く、タップゲームを友達と一緒に楽しめるので飽きない」と大人気になっています。

オンラインで数名が一緒に遊べる点も、グループを好むインドネシア人にとって魅力となっています。キャラクターの顔や服装など、日本らしい雰囲気も日本好きやアイドル好きの若いZ世代に楽しまれています。

日本で2025年1月に公開予定の映画『プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』も話題で、人気はさらに高まりそうです。

【著名人】バレーボール男子日本代表/髙橋藍

アニメ『ハイキュー!!』人気をきっかけに、バレーボール男子日本代表に興味を持つ人が増えています。バレーボールはインドネシアで認知度が低いスポーツの1つで、学校で習うこともなく、プロチームも存在しないため、テレビなどで観る機会も限られています。 しかし、「『ハイキュー!!』をきっかけに日本人選手のことを調べて、髙橋藍選手が好きになった。試合も観戦している」など、オリンピックなどの国際大会の放送や結果を楽しみにするファンが急増。少し欧米感を感じる顔立ちの髙橋藍選手が、インドネシア人女性に人気です。

【食べ物】牛カツ

イスラム教徒が多いインドネシアでは、「KATSU」といえば豚ではなく「チキンカツ」を思い浮かべる人がほとんどでしたが、ここ最近「牛カツ」の人気が上昇しています。

「チキンカツ以外の『カツ』が食べられて嬉しい」というイスラム教徒だけでなく、高級な牛肉を好む中国系の人からも人気があります。 当初は高級な日本食レストランやカツ専門店でのみ提供されていましたが、最近では比較的安価な日本食レストランにも広がりを見せています。1食1500円程と安くはないものの、「チキンよりも高級感があり、鉄板の上で好みの焼き加減で楽しめる」とZ世代からも人気を得ています。