Y2Kファッションが若者を中心に人気
人気アーティストのMVでチビTシャツが注目
タイでは2年ほど前から、90年代や2000年代の要素を取り入れたY2Kファッションが若者を中心に広まっている。また、同時期から古着やヴィンテージが流行り始め、Z世代では古いものを取り入れたファッションが人気だ。2025年初めはチビTシャツの人気がZ世代で再燃し、注目を集めている。チビTシャツ人気の火付け役は、T-POP女性歌手GALCHANIEが2025年2月に発表した新曲「Baby Tee」。YouTubeのMVでは、丈が短く、身体にフィットするチビTシャツ（Baby Tee）を身に着けた女性たちが、セクシーなダンスを繰り広げる。視聴回数は3カ月ほどで1,500万回超に達するヒット曲となり、Z世代の中でチビTシャツが改めて旬のアイテムに。チビTシャツを扱うタイのファッションブランドも多く見られる。
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Z世代女子によると、チビTシャツなどヴィンテージファッションの購入は、最近人気となっているタイのファッションブランド「Mitr」やインスタショップで新品を購入したり、古着で手ごろな価格でよい品を見つけることもある。自分のスタイルにあったヴィンテージ感のあるアイテムが人気だという。
タイでは消費者が持つ環境意識の高まりから
古着やヴィンテージの衣類を扱う店舗が増加
古着のトレンドは3年ほど前から、ゴミ削減のために衣類は長く何度も着ようという環境意識の高まりの中で始まった。最近では古着や希少価値の高いヴィンテージの衣類を扱う店舗や市場が増える中、古着は自分だけのスタイルを表現できる、おしゃれなアイテムと受け止められている。また、セクシーなダンスが特徴のT-POP「Baby Tee」。 TikTokでは#babytee_dancechallengeでサビの部分を踊る動画投稿がバイラルし、Z世代の間で盛り上がった。
Z世代の女性によると、タイ人女性にとって理想の女性像は、セクシーで強いこと。日本のアイドルに見られる可愛くピュアなイメージより、韓国の女性アイドルグループのようなセクシー、カッコよく強い女性が人気だという。女性にも自立した強さが求められるタイ社会を反映しているようだ。
