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罪悪感フリーの低カロリーの「ピリ辛こんにゃくスナック」がタイで大ヒット!

タイ
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2週間で約200万パックを売り上げた
麻辣味のコンニャクスナック

「Muek Groob(コリコリ・イカ)」は、麻辣味のコンニャクスナック。イカの足のような形状で、コリコリ、クニュクニュした食感。1パック6包入り(1包8g)25バーツ(約113円)。1パック50キロカロリーと低カロリーで、オリジナルと激辛の2種があり、どちらもタイ人仕様の辛い味付け。Sunsu Solution社から2024年4月に発売され、TikTokなどで紹介されると、Z世代の間で話題になりわずか2週間で約200万パックの売上となった。当初はコンビニ・セブンイレブンのみでの販売で売り切れが続出し、なかなか入手できなかった時期もあった。

そのまま食べるほか、食事のときに白いご飯やカップ麺にのせたり、SNSでタイのパパイヤサラダのトッピングにされたり、いろいろな食べ方が楽しまれている。パッケージは赤とオレンジで炎の形で辛さを表現した可愛らしいデザインとなっている。2025年もMuek Groobの人気は衰えておらず、学生を中心にZ世代の定番スナックとなっている。

罪悪感フリーの低カロリーが人気のカギ
麻辣など中国フレーバーがトレンドを牽引

Muek Groobを開発したSunsu Solution社は、人気YouTubeチャンネルBearhug(チャンネル登録台数387万人)のサーンさん(本名:Pattamaporn Preechawuttidech)による食品会社だ。サーンさんは、中国の辛いコンニャクスナックの大ファンで、タイで類似品を売ろうと考えたという。中国の商品は味が濃く油分も多く高カロリーとなるため、タイの若者の嗜好に合わせて美味しく罪悪感フリーの低カロリー商品に改良。Muek Groobのヒットに続いて、タイでは類似の麻辣味のコンニャクスナックが複数ブランドから発売されている。タイでは数年前に麻辣鍋のブームがあり、麻辣味は既に定着。このほか、2024年10月に上陸した中国ブランドのチーズケーキ店「Kumo Kumo Cheesecake」は、手頃な価格で美味しいと評判。中国フレーバーやブランドがフードトレンドを牽引している。