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ペット複合型施設が人気に/体験型消費へ広がる中国のペット市場

中国
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ペットフレンドリーな複合施設が上海に登場
春節にはペットと同伴できる旅行も話題に

2025〜2026年にかけて、中国ではペットを「毛孩子(大切な子どものような存在)」として捉える価値観が広がり、ペット関連消費が拡大している。なかでも、従来の生体販売中心のペットショップから、「ペット+消費+社交+体験」を融合した複合型施設への注目が高まっている。

中国メディアでも「宠物友好商业综合体(ペット友好商業総合施設)」という言葉が増えている。2026年5月には、上海市長宁区にペット総合百貨店「電力宠物百货」がオープンした。約1,000㎡の施設内には、美容、預かり、レストラン、ドッグラン、里親支援などの機能が集約されており、「買う場所」ではなく、飼い主同士が交流しながら滞在する生活空間として人気を集めている。「宠物天堂(ペット天国)」とも呼ばれ、中国における新たなペット消費の象徴的な施設となっている。

また、ペットフード分野では、大手ブランド「麦富迪(Myfoodie)」やプレミアムブランド「鲜朗(ROSY FRESH)」などが低温烘焙粮やフリーズドライ商品を展開し、「ご褒美・情緒型」市場も拡大している。さらに春節には「ペット同伴帰省」や近場旅行が新たなトレンドとなり、各地で「宠爱之城(ペット友好都市)」の整備も進んでいる。

中国ではライフスタイルの変化に伴い
犬・猫を中心としたペット市場が拡大

中国では近年、少子化や未婚化、一人暮らし世帯の増加に加え、「情緒価値(感情的満足)」を重視する若年層のライフスタイルが広がる中で、犬や猫を中心としたペット市場が急拡大している。中国メディア「派读宠物行业大数据平台」によると、2024年時点で1990年代・2000年代生まれが飼い主全体の67.7%を占めている。高学歴・高収入層の増加を背景に、ペットを「毛孩子」として捉える消費傾向が強まっているという。

また、「2026年中国宠物行业白皮书」によると、1980〜2000年代生まれの飼い主が全体の9割以上を占め、その7割以上が「旅行にペットを連れて行きたい」と回答している。ペットは単なる飼育対象ではなく、家族の一員として捉えられるようになり、従来の「飼う」という意識から、「より良い生活を与える」存在へと位置づけが変化している。