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インド発スキンケアブランドがZ世代の間で大ブーム/「海外製らしさ」人気の秘訣!?

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海外ブランドの成分やパッケージに類似した
インド発のスキンケアブランドがZ世代から注目

インドのスキンケアコスメ業界は急成長を遂げており、2020年から2025年まで年間12.08%の割合で成長すると予想されている。消費者支出も2018年の1.9兆ドルから2022年には2.4兆ドルに増加し、市場拡大を促進。インド人セレブが立ち上げたスキンケアブランドや、通常よりも可能な限り自然な製法を追求して作り上げられたアーユルベーダやハーバルの高級バージョンとなるスキンケアブランドなども登場している。
そうした中、Z世代の間で新たな美容のトレンドとなっているのが、成分やパッケージなどが外国商品と類似する「インド生まれのスキンケアブランド」だ。中でも注目は、「Dot & Key」「The Derma Co」「Plum」などである。今までのメーカーはアーユルベーダなどの流れを引くこってりしたクリームやオイルがメインだったが、ビタミンCやE、セラミドやヒアルロン酸などの成分を配合したセラムエッセンスや化粧水、ゲル、スティック日焼け止めなどの商品が発売されている。パッケージもより洗練されたデザインとなり、海外の有名コスメブランドのようだと人気となっている。

Z世代の間では伝統的な自然派コスメから
”外国製品っぽい”美容アイテムを求める傾向に

インドの美容と言えばアーユルベーダやハーバルコスメの他、ニベアポンズなどリーズナブルな商品が多かった。また、昔から肌に良いと伝わるターメリックや白檀、ヒヨコ豆の粉などをヨーグルトに溶いたパックなど、自宅にあるもので自然派のケアをする美容文化もあった。40代の女性がこうした自然派コスメを好む一方で、Z世代は伝統的な美容方法は古いと考えているようだ。
近年登場した注目の人気スキンケアブランドは”外国製品っぽい”という。外国製品の「使いたいが高くて購入できない」「インドでは販売していない」といった問題を察知し、いち早く外国製品の要素を取り入れたブランドは、インド人女性の心を掴んだ。商品はINR300〜700(580〜1400円)で、Buy1Get1Freeやセールも度々行っており、友達同士で一緒に購入することもよくあると言う。インスタグラムの影響で、K-ビューティなど外国人の透き通った肌に憧れる女性が多くなり、職場や大学などの活動範囲も増え、より美しく日常を楽しみたいと願う若い女性が増えている。

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