食・飲料

中国茶ミルクティーが「新定番」のドリンクとして台頭/CHAGEEとSanchaの2大ブランドが急成長

インドネシア
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「CHAGEE」「Sancha」などの
中国茶ベースミルクティーがZ世代に人気

中国茶をベースにしたミルクティーやフラッペ系ドリンクが、Z世代を中心に大ブームとなっている。中国発のミルクティーブランド「CHAGEE」は2025年3月にジャカルタへ進出し、11月に20店舗を展開するまでに成長。ジャスミン茶やオスマンサス(金木犀)茶、高級茶のダーホンパオを使ったアイスミルクティーが人気で、特に濃厚に抽出したラプサンスーチョンにミルクを合わせた「Lapsang Souchong Tea Latte」は、お茶の香りと苦みがしっかり感じられる一杯として支持されている。ローカルブランド「Sancha」は2024年11月、スラバヤに出店してすぐ人気店となった。2025年に入り、ジャカルタや地方都市にも展開を進め、11月現在は37店舗を構える。ウーロン茶にピーチクリームを組み合わせた「Peach Oolong Milk Tea Frappe」など、華やかで甘さ控えめのフラッペ系ドリンクが若者の心をつかんでいる。また姉妹ブランド「Sancha Black」では、砂糖製のテディベアをトッピングした「Peach Oolong Teddy Bear」など、カラフルでユニークなドリンクを提供し、SNS映えを重視する層を取り込んでいる。

タピオカミルクティーの次なる
トレンドドリンクとして定着の兆し

インドネシアではオランダ統治時代から紅茶の生産と消費が盛んで、甘いアイスティー文化が根付いていた。ミルクを入れる習慣はなかったが、ミルクティーはタピオカブームによって受け入れられ、そこからさらに中国茶ミルクティーへと広がった形だ。Z世代は韓国や日本に加え、中国発のファンシーショップ(Oh!SomeMINISO、KKV)やキャラクター商品も積極的に取り入れており、この「新中国カルチャー」の流れが中国茶ブームを後押しした。CHAGEEは本格的な中国茶を軸に世界観をつくり込み、Sanchaはローカル好みに寄せた甘さ・色味・トッピングで市場を開拓。現在はこの2ブランドが爆発的な人気を牽引しているが、今後はローカルカフェや移動販売、屋台など、より安価な形で中国茶ドリンクが広がる可能性も高い。タピオカティーに代わる「次の定番」として、中国 茶ベースの新ジャンルが定着しつつある。