インフルエンサーによる投稿が相次ぐ
初心者でも気軽に楽しめる新スポーツ
インドネシアで急激なブームを巻き起こしているのが、新しいラケットスポーツのパデルだ。穴の開いたパデル専用ラケットを使用し、主にダブルスでプレーする競技で、テニスと卓球の中間のような感覚が特徴。コートはテニスより小さい20m×10mで、四方がガラス壁に囲まれ、壁を使って返球できるためラリーが続きやすく、初心者でも楽しみやすい点が支持されている。料金は曜日や時間帯で異なるが、コート利用料は1時間あたり250,000~370,000ルピア、ラケットレンタルは約50,000ルピアと比較的手頃。SNSでは人気選手 Zar Lasahido やインフルエンサーによる投稿が相次ぎ、FOMO(取り残されることへの不安)効果も後押しして若者の間で急速に注目を集めている。「一時的なブームでは?」という声もあるものの、国際競技化が進んでおり、長期的に定着する可能性が高いとみられている。
この投稿をInstagramで見る
インドネシアで国際大会が開催
健康志向の高まりや手軽さから支持
インドネシアではもともとバドミントンが国民的スポーツとして人気で、ラケット競技全般への馴染みが強い。そのためパデルも受け入れられやすく、Z世代を中心に人気が拡大した理由には、健康志向の高まり、初心者でも短時間で楽しめる手軽さに加えて、友達・家族と気軽に参加できる「コミュニティ形成要素」が影響している。また、雨季でも屋内コートでプレーできる点や、ガラス張りの壁・カラフルなコート・ラケットが「映える」こともSNS世代に刺さっている。パデルコートの建設は全国で急増しており、2025年9月までに130か所に達し、年末には200か所に達する見込みだ。2025年にはインドネシアで初の国際大会が開催され、10月にはドーハで行われた国際大会に向けてナショナルチームの選考も実施されるなど、競技としての基盤が整いつつある。




