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ラオスで拡大する抹茶ブーム!/隣国タイの影響を受け、健康意識の高い若い女性を中心に人気 | TNCアジアトレンドラボ

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ラオスで拡大する抹茶ブーム!/隣国タイの影響を受け、健康意識の高い若い女性を中心に人気

ラオス
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首都ビエンチャンだけでなく
第二の都市パクセーでも抹茶ブームに!

ラオスでは抹茶を使用したドリンクメニューがカフェで人気となっている。首都ビエンチャンにある元日本留学生がオーナーのカフェ「Kafepa‘ Coffee & Cafe」は、牛丼やうどんなどの日本食メニューが人気のカフェだが、2024年8月頃から、日本との繋がりを活かして日本から直輸入した抹茶を利用したドリンクメニューを提供している。旅行サイトなどでも紹介された抹茶にココナッツとクリームを合わせた「Matcha Coconut Cloud」(68,000kip、約460円)の他、「Matcha Cream Cheeze」(80,000kip、約530円)や抹茶とレモン、ハチミツの「Matcha Magical」(67,000kip、約450円)、また抹茶ラテにストロベリーコンフィチュールを加えた「Strawberry Matcha Ice Latte」(80,000kip、約530円)など豊富なラインナップを揃え、街の中心部からは少し離れているものの、特にランチタイムは20~30代のオフィスワーカーで賑わっている。抹茶を利用したチーズケーキやプリンも人気で、自宅でも楽しみたい人のために、抹茶のパウダーや自宅用の抹茶を入れるセット(510,000kip、約3,400円)も販売している。

ラオス第二の都市パクセーで人気のカフェ「Coffee d’ ansun」でも、2025年2月頃から抹茶メニューが登場し、無糖の「Pure Matcha」(45,000kip、約300円)やココナッツウォーターと合わせた「Coco Clear」(50,000kip、約333円)が特に人気で、主に20~3代の女性がオーダーしているようだ。

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こうした「Match」メニューは、抹茶の粉末とお湯を茶碗に入れて茶筅で立てたリキッドを使用しており、ドリンクメニューも全体的に甘さ控えめとなっている。シンプルな「Ice Matcha」や「Pure Matcha」というメニューは完全に無糖で、基本的にドリンクは甘いのが前提のラオスではかなり珍しいが、健康志向の若い女性にとっては「Matcha」は無糖でも苦くないという理由で人気に。ラオスで特に人気なのが抹茶とココナッツを合わせたメニューで、ココナッツウォーターと合わせたシンプルなものやココナッツミルクと合わせてシェイクにしたメニューが多くのカフェで提供されている。また、健康志向が強い層をターゲットとしていることから、一般的なミルクではなく、オーツミルクと合わせたラテなどを提供するカフェも見られる。

シンガポールやタイのトレンドが波及
健康志向の高い女性を中心に人気

首都ビエンチャンでは、2024年半ば頃から抹茶を使用したメニューを販売するカフェが少しずつ増加し始め、2025年に入ってからは、第2の都市パクセーでも抹茶メニューが人気に。きっかけは、隣国タイや健康志向の強いシンガポールなどアジア各国で抹茶メニューが人気となっていることが影響しているようだ。「Matcha」という言葉がそのまま使われていることからもわかるように、抹茶が日本語であることを認識している人がほとんどだ。ラオスでは全体的に日本に対してポジティブなイメージを持つ人が多く、「日本=健康的、ナチュラル、安全」というイメージがもたれているため、特に健康志向の強い20~30代の女性にうけている。ココナッツと合わせたメニューが人気なのは、ラオスではココナッツウォーターを飲むのが一般的で、暑い時期や体調の悪い時の水分補給に飲むことが推奨されているイメージもあることや、若干の甘さがありながら、添加物のないナチュラルドリンクということで、健康や美容に敏感な層に人気という背景があるようだ。

また、2020年頃から盛んになったラオス国内でのスペシャリティコーヒーのブームの影響で、コーヒーを自宅で自分で淹れる人が増えており、抹茶についても自宅で自分で淹れたいという層に向けて、カフェやfacebook上で「抹茶キット」の販売が増加しており、抹茶の粉末を販売するマーケットも見られるようなっている。カフェで利用している抹茶は、タイで購入しているケースがほとんどで、原産国が日本かどうかを確認されていない場合もあるが、一部、日本から直輸入しているカフェもある。