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「私は台湾人です」示すシールや缶バッジをつける人が急増

台湾
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旅行会社がツアー参加者に
シールを配ることも

新型コロナウィルスCOVID-19が猛威を振るっている昨今、「私は台湾人です。」と中国語や英語で書かれたシールや缶バッジがいたる所で販売されている。このシールを旅行カバンやスーツケース、洋服の上に貼り、海外へ行くと思われる。海外では中国語を話す人は中国人と見られる事が非常に多く、「中国人と間違われたくない」ということが理由だ。このブームは、店舗での販売だけにとどまらず、旅行会社がツアーに参加者に無料で配ったり、飲食店がサービスとして客にプレゼントするケースも増えている。

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自己主張が控えめな台湾人の
台湾への思いをシールで主張

台湾に住む人の「中国人に間違えられたくない。」という願望は、このコロナパニックから始まっているわけではない、台湾を1つの国として考えている台湾人と、台湾を中国の一部だと考えている中国人との対立も大きな要因だ。また中国人観光客のマナーが、日本や他の国で問題視された際にも、台湾に住む人は「中国人に間違われないように。」と海外で外出時になるべく無言を貫くという人もいるほどだ。台湾人は中国人と比べると自己主張が少ない穏やかな人が多く、さりげなく貼れるシールは非常に便利なアイテムのようだ。台湾人の台湾への想いが改めて分かるブームでもある。

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