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卵不足から誕生した卵の販売状況をシェアする地図サービス「蛋蛋前線支援地圖」

台湾
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スーパーに加え、伝統的な市場の情報も網羅する
卵の販売状況をシェアできる地図サービス

台湾では異常気象や鳥インフルエンザの影響を受け、鶏卵生産量が減少し、「卵パニック」と称される現象が3月に発生し、卵不足となった台湾で、卵の販売状況をシェアする地図サービスが注目されている。2021年から2022年にかけて卵不足が深刻となり、2023年にはそれを上回るほど深刻な状況になった。スーパーで卵の入荷を待つ長蛇の列ができる一方、飲食店では卵を使用したメニューの販売が中止となるなど、台湾人の食生活に大きな影響を及ぼした。このような状況下に登場して大きな話題となっているのが、政治家でありエンジニアでもある江明宗氏が開発した地図サイト、「蛋蛋前線支援地圖」。このサービスは、台湾各地のスーパーでの卵販売状況を色別に示し、卵を購入したユーザーから情報を集めるというものである。スマートフォンで、自分の位置から最も近い卵の購入先を見つけることができ、その手軽さから多くの好評を得ている。スーパーだけでなく伝統的な市場の情報も掲載されており、「黄色」はもうすぐ品切れ、「赤」は売り切れ、「緑」は在庫充分という意味を示す。各情報には更新日時も記載されており、最新の情報を知り、タイムリーな購入に役立っている。

政府に頼らない、台湾人が持つ助け合いの
精神から生まれた生活をサポーターするサービス

卵は台湾人の食生活にとって不可欠な食材であり、外食、内食を問わず、多数の料理で使用されている。コロナ禍にマスクが不足した際に、マスクが購入可能な薬局を表示する地図アプリが開発されたのは記憶に新しいが、「蛋蛋前線支援地圖」はマスク用のアプリと同様に、台湾人の助け合いの精神から生まれたともいえる。卵の供給は、国外からの輸入を強化するなどして徐々に安定してきているが、最もピークとされた3月から4月にかけては、政府の対応の遅さが批判の的となった。このサービスが発表された際、「政府が動く前に自分たちの力で乗り越えよう」という言葉が添えられた。この不安定な状況の中でも、政府に頼るだけでなく、自分たちで問題を解決しようという意思が、このサービスが広まる原動力となった。

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