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「目玉焼き味スナック」が台湾で大ヒット!SNSを賑わす意外性のあるフレーバーが拡大 | TNCアジアトレンドラボ

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「目玉焼き味スナック」が台湾で大ヒット!SNSを賑わす意外性のあるフレーバーが拡大

台湾
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人気ブランド「波的多」の目玉焼き味は
売り切れ続出になるほどの人気となり話題に

Z世代に人気のスナックである「洋芋片(ヤンユィーピィェン、ポテトチップス)」の様々なフレーバーがコンビニやスーパーに並び、SNSを通して話題となっている。中でも大ヒットとなったのが、スナック菓子製造メーカーの「華元食品(ファユェンシーピン)」が2024年6月に大手スーパーマーケットチェーン「全聯」で販売したポテトチップ「波的多(ボーダドォ)」の目玉焼き味(50元、約250円)だ。その後、他スーパーやコンビニで販売されるも欠品が相次ぎ、ネット上では「どこで買えるのか!?」という声が飛び交った。目玉焼きは台湾の朝食の定番で、馴染みのある味としてスナックフレーバーに登場した。ほのかな卵の味がシンプルな味わいで、その後販売された塩卵味もヒットしている。

その他各社から多様なフレーバーが登場しており、大型スーパーでは10~15種類のポテトチップスが並ぶ。台湾人が子どもの頃から食べている定番人気スナック「乖乖(グァイグァイ)」は、ご当地スナックや台湾の名店とのコラボなど、バリエーションを一気に増加。中でも台東の特産フルーツ「木虌果(ムービェグォ)」を使用したスナック(55元、約275円)が話題となっている。このフルーツを知らないZ世代も多いが「謎味スナック」として、SNS上で話題となり、ほんのり甘酸っぱく「食べてみると美味しい」と人気商品になった。

その他にもカクテルブランド「WAT」とコラボしたウイスキーサワーやブラッディマリーなどのカクテル味も話題。「星太郎(シンタイラン)」の名で親しまれている日本発のベビースタースナックもパクチーやサツマイモ味など種類を大幅に揃え、売り場面積を広げている。そんな状況にZ世代からは、「コンビニやスーパーに行くと必ず新しい味をチェックする」「InstagramやThreadsを見ていても変わり種スナック情報が入ってくる。新しい味を食べてSNSでシェアするのが楽しい」との声が上がっている。

伝統料理やフルーツなど意外性のある
スナックが各メーカーから続々と登場

変わり種味のスナックはコロナ前から販売され、コロナ禍では各国の料理にフォーカスした様々なフレーバーのスナックが店頭に並び話題となった。現在の新たなブームはその延長線上とも言える。海外のグルメ以外にも、牡蠣入り麺線をはじめとする台湾の伝統料理のフレーバーや、知名度の低いフルーツや独特の匂いが有名なドリアン味など、一見しただけではどんな味か想像がつかないようなフレーバーをスナックメーカー各社がこぞって販売し、売り場は激戦区となっている。100万人が視聴した、パクチー味とドリアン味のスナックを紹介するインスタのリール動画やYouTubeなど、Z世代が変わり種味のスナックを食べた時の感想や反応を楽しむ動画が出回り、それによる宣伝効果も起きている。近年温暖化による異常気象やトランプ大統領の関税問題など、スナック製造の材料調達に困難が生じることも懸念されることから、白米など台湾でも生産可能な食材を使用したスナックも増え、変わり種味のスナック開発が盛んになっている。