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タイのZ世代が注目する日本のカルチャーは?/音楽は藤井風、アニメはハイキュー!!に注目!

タイ
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タイのZ世代が注目する
“日本のカルチャー”5選

株式会社TNCが運営する「TNCアジアトレンドラボ」では、韓国・中国・台湾・タイ・インドネシアのアジア5地域で、Z世代の間で「いまキテる!これからクル!」日本のカルチャーについて、Z世代に対するヒアリングや実態調査から「アジアのZ世代が注目する“日本のカルチャー”5選」を発表しました。本記事では「アジアのZ世代が注目する“日本のカルチャー”5選」から、タイの5選を詳しくご紹介します!

【音楽】藤井風

2022年頃から藤井風の「死ぬのがいいわ」が、「曲の雰囲気がとにかく良い」とタイのTikTokやInstagramで投稿されトレンドに。「曲も本人もかっこよくて、大好き!」「歌詞の意味を知ってさらに引き込まれた」とZ世代の間で藤井風が人気になり、多くの熱烈なファン“Kazetarians”が誕生しました。

2023年7月に開催された藤井風のコンサート「the piano Asia Tour Bangkok」では、チケットが販売開始から10分ほどで完売。SNSでの英語によるコミュニケーションや、伝わってくる陽キャ感が日本語を知らなくても身近に感じられるなど、Z世代の感覚にマッチしています。 タイのZ世代の間では日本のアーティストと言えば、YOASOBIの楽曲「アイドル」の認知度が高かったものの、最近では藤井風を推す声が多く聞かれます。

【アニメ】ハイキュー!!

Netflixなどの動画配信サービスで視聴されている『ハイキュー!!』が、タイで大人気。タイではバレーボールが身近なスポーツで、『ハイキュー!!』が描くリアルな練習風景とプレイが、「メンバーも同じように頑張っているのが感じられ、応援できるところが好き」と心を掴んでいます。「体の動きがプレイの参考になり、練習が楽しくなった」と、バレーボールをするきっかけにもなっているようです。 2024年6月に公開された映画『Haikyuu!! The Dumpster Battle(ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦)』は、初日のオンラインチケットが数分で完売。また、バンコクに「HAIKYUU!! OFFICIAL POP-UP STORE」が1カ月半の期間限定でオープンし、多くのファンに歓迎されました。

【ゲーム】プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク

プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』がタイでも公開されると大人気に。「無料音楽ゲームの中で、最も音楽や操作性の質が良い」「キャラがかわいくて楽しい!」など、大きな魅力が感じられています。

Z世代を中心にタイでは4割以上の人が毎日スマホゲームをしているとされ、無料ゲームが人気。

2025年に日本で公開予定の映画『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』についても、複数の情報サイトが報じており、その認知度の高さが窺えます。

【著名人】バレーボール男子日本代表

アニメ『ハイキュー!!』の影響で、Z世代の間でバレーボール男子日本代表への関心が高まり、小柄な日本選手が欧米の強豪チームと対等に戦う姿に感動すると人気です。

日本代表について「2次元(ハイキュー)と3次元(代表選手)を行き来して推せるところが魅力」というように、リアルな「ハイキュー!!」を観るような楽しさを感じているようです。

石川祐希選手、髙橋藍選手、西田有志選手などの世界レベルのプレーヤーは、その甘いマスクもあってアイドル的な存在に。バレーボール男子日本代表のファンクラブが結成され、推し選手の活躍をシェアするSNS投稿が多く見られます。

【食べ物】アイス

タイのコンビニで人気を集めているのが、「ガリガリ君」や「COOLish」などの日本のアイス。タイにも似たような商品はあるものの、「やっぱり味が違う。日本のアイスは本当においしい」と、高い評価を得ています。

Z世代が 今注目しているのは、「アイスの実」「pino」「白くま」など、タイ未上陸のアイスです。

SNSでは「日本旅行中に食べた『BRULEE』が本当においしかった」など、日本で食べたアイスを紹介する投稿が増えており、日本旅行の楽しみの1つにも挙げられています。