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ベトナムで”おまかせ寿司”が富裕層の間で流行!日本の有名寿司店もオープンし話題に!?

ベトナム
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日本と同様に旬の食材を使用した
おまかせスタイルの寿司店が次々と登場

世界的にも人気のある日本食と言えば「寿司」、ベトナムでも日本食の知名度は高く、特に寿司は日系レストラン以外にもベトナム人が運営している寿司屋もオープンするなど人気を誇っている。そんな寿司屋の中でも最近では次々と出店している寿司・和食を提供する「Kasen Omakase」や「GINZA Omakase」などの本格的な寿司や和食を「おまかせ」スタイルで提供するレストランがベトナム人の富裕層やベトナム在住外国人の間で注目を浴びている。Kasen OmakaseのOmakaseコースは前菜3品やお刺身3品、季節のにぎり、温かいお料理2品などのコースで250,000ドンと高めの価格設定となっている。
ベトナムでも「おまかせ」は日本と同様に季節や仕入れた食材に合わせて板前におまかせするスタイルで、近年では日本人経営からベトナム人経営のおまかせ寿司店が次々に出店している。和のテイストをベースにし、洗練された印象を与える店内で熟練の技術を持つ板前がその日のおすすめコースを提供している。寿司が好きなベトナム人にとって、非日常の空間とサービスを提供してくれる日本食の寿司はますます注目を集め、今後も富裕層の間で日本食ブームは引き続き人気となることが予想される。

富裕層向けビジネスが好調
日本で人気の寿司店もオープン

ここ数年前まではベトナムで「寿司屋台」という形式で日本料理が提供されることが流行していた。しかし、2021年1月に厚生労働省は、ベトナムから日本の空港に到着した乗客から、英国で報告された新型コロナウイルス感染症(変異株)の感染が確認された。その後、ベトナム国内でも感染が次々と確認され、一時期はロックダウンなど外食産業に厳しい規制が行われた。規制が緩和された後、中間層と富裕層の差がより顕著になったこともあり、富裕層に向けたビジネスが展開されていった。贅沢で非日常的な体験が楽しめるハイエンドレストランを始め、その中でも特におまかせ寿司が富裕層の心を魅了している。日本人経営のおまかせ寿司店も出店しており、芸能人も訪れることで知られる東京の人気おまかせ寿司店「鮨 ニシツグ」が2023年4月にベトナム・ホーチミン市に移転・出店したことも話題になった。