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インド鉄道の切符予約システムを刷新/スマホアプリで払い戻しも可能に

インド
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わかりにくく使い勝手が悪かった
予約システムに代わって
開発されたIRCTC

インド鉄道はトラブルが多くあったオンライン切符予約システムに代わる新たなシステム「IRCTC」を開発した。スマホアプリを立ち上げ、出発駅と目的地、日時、座席クラスなどを選択し、支払いをする。初めての人でも使いやすく、ログインや予約時にはワンタイムパスワードが必要なので、安心感がある。また、専用の支払いシステム(iPay)を立ち上げ、支払いやキャンセル時の払い戻しも簡単にできるようになった。iPayは、デビットカード、クレジットカードなど多岐にわたる支払いが可能だ。乗客は予約状況や運行状況など、様々な情報をサイト上で簡単に見ることができる。そのほか、ホテルなどの予約サービスも提供を開始した。

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利用者の幅が広がったことで
サービスの向上に努める鉄道会社

インド鉄道の切符予約は、今まで窓口でもオンラインでも大変であった。大混雑している駅の窓口では長蛇の列に何時間も並ばないと購入できず、オンライン予約は予約方法がわかりにくくいうえに、予約時と支払い時のプロセスに問題が多くあり、「予約ができない」、「キャンセルの場合、返金が受けられない」など、トラブルが多発していた。インドでは、各主要都市へ向かう飛行機が多く運航しているが、格安で路線が多い鉄道は、貧困層〜中間層に人気であり、利用する旅行者も年々増えている。また、デリー・アグラ間では「Gatimaan Express」など高級特急も走行を始めたため、鉄道会社はより一層のサービスの向上に努めている。

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