美容・健康

COVID-19をきっかけにオンライン医療サービスが拡充

インドネシア
オンライン診療
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病院単位のオンライン診療や
ビジネスの多角化も

インドネシアではCOVID-19を契機にオンライン診療が普及している。医師とのマッチングを提供するプラットフォームの利用者も目立ったが、病院単位で本格的にオンライン診療サービスを提供するケースも登場している。インドネシア最大の民間総合病院「Siloam Hospitals」では、COVID-19をきっかけとして、病院単位でのオンライン診療を開始した。オンライン診療サービス「Aido health」のアプリを通じて、「Siloam Hospital」の医師へ医療相談ができる。また、同じく大手総合病院の「RS Pondok Indah」グループでは独自でオンライン相談ができる仕組みを提供している。
一方、オンライン診療を提供するプラットフォーマーたちはビジネスの多角化を進めている。ジャカルタのホテル「Artotel」は、オンライン診療プラットフォーム「Halodoc」の協力の下、対COVID-19プロトコルに則った社員教育や事業体制の構築を進めることが2020年9月に発表された。必要に応じて「Halodoc」のアセットを活用し、医療専門家からのアドバイスを取り入れていくとのことだ。また、オンライン診療を提供する「Alodokter」ではCOVID-19感染時の補償を含む、独自の保険を提供することを同じく8月に発表している。


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低い医療レベルや医師不足
強い需要のあるオンライン診療

インドネシアでは医療レベルの低さに加えて、医師不足も深刻な社会問題となっている。国民1,000名当たりの専門医の数は0.13人、医師全体の数は0.52人となっており、他国と比べても低い(日本は人口1,000人あたり医師2.30人)。このような背景からオンライン診療はインドネシア全土で強い需要がある。一方でオンライン診療は医療保険適用外であることや、診療以外の治療提供に関する課題も含んでいる。本格的にオンライン診療が「医療」として定着するためには、既存制度の見直しが必要となるだろう。現在のところは予防医療向けのサービスといった位置付けになり、そのような状況を受け、プラットフォーマーの間ではさまざまなビジネスモデルへの展開が目立つ。世界的にも新しい産業であり、今後どのように定着していくのかは注目したい。