ストラップを使えばマスクを
カバンや机に入れる必要がない
タイでは、ロックダウンが段階的に解除され外出の機会が増えてきた2020年5月終わり頃より、ストラップ付のマスクやマスクに取り付けることができる「マスク・ストラップ(สายคล้องหน้ากากอนามัย/สายคล้องแมส)」が登場し、ヒットアイテムとなっている。ストラップ付のマスクは、耳にかけるヒモの長さを自分のサイズに調整できるため耳を傷めない。そしてマスクに取り付けるマスク・ストラップは、両端についているフックをマスクの左右のゴムにかけて使用する。どちらのタイプも、マスクを外したときにそのまま首にかけることができるところが特徴だ。運転中や飲食など少しマスクを外したいときに、カバンに入れたり机にのせるのは、非衛生的な気がするという人も多く、首にかけておけば、汚れたり忘れる心配もない。
ストラップ付のマスクは約100~150バーツ(約340~500円)で、自動販売機やコンビニでも購入できる。また、マスク・ストラップは、シンプルなリボンからカラフルなビーズのものまで様々なタイプがあり、インスタグラムショップでは200~400バーツほど(約670~1,350円)で購入できる。
タイ人にとってマスクは
オシャレ度が低い面倒なアイテム
タイでは以前と同じ日常生活が戻りつつあるものの、オフィスや学校、商業施設ではマスク着用が必須となっており、外出時にマスクは手放せない。マスクを着用する習慣がなかったタイ人にとって、マスクはオシャレ度も低く面倒なアイテムだが、 どうしても着用せざるを得ないというのが現状だ。
そのような中、ビーズを使ったサングラスコードやネックレスを手作り販売しているインスタグラムショップなどで、少しでも新しい習慣を楽しもうと、サングラスコードをマスク・ストラップに応用するというアイディアが生まれたという。ストラップを複数そろえて、ファッションや気分に合わせて楽んだり、ハンドメイドで自分でオリジナルストラップを作るという女性も。気分が上がるオリジナルアイテムでCOVID-19を乗り切ろうという、タイ人らしいトレンドだ。