女性の間で注目される美容グッズ
台湾の気候に合った洗顔器が支持される
2023年5月、マスクの着用義務が全て撤廃された台湾において、洗顔器が女性の間で注目のアイテムとなっている（但し、台湾では感染拡大により「第4波」に入ったことで、5月31日から医療機関、老人ホーム、ケアハウスなどで再び着用が義務化された）。
美容機器を主に製造する台湾のメーカー「Lisscode」の洗顔器「O‘miti 三效淨膚儀」は、メイク落とし、洗顔、美容液でのスキンケアという3つの機能を備えたオールインワン製品。価格は4千元程度（約1万8,000円）ながら、多機能性を備えており、美容に対する関心が高い台湾人女性から支持を受けている。42度の温度でメイク落としや美容液を浸透させることができ、細かなバイブレーション機能により、落としにくい汚れも除去することが可能である。湿度が高く暑い台湾の気候に合わせた設計がされており、年間を通して肌の状態を保つことができるという評価を得ている。また、手のひらに収まるコンパクトな充電式タイプで、どこでも使うことができ、利便性が高い。「Lisscode」以外にも、「MIRANG」（韓国）、 「FOREO」（スウェーデン）といった海外ブランドの製品も多数市場に出回っている。
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マスク生活の影響から肌トラブルが増加
洗顔器は自宅で気軽に利用できる点が好評
亜熱帯に位置する台湾は、湿度が高く暑い夏季が長いという特性があり、この蒸し暑さが皮脂の分泌を活発化させると言われている。さらに、約3年にわたるマスク着用の生活により、マスクと肌との間に汚れが蓄積しやすくなり、ニキビ、吹き出物、摩擦による湿疹など、顔部の皮膚問題を抱える女性が増えている。マスクを着用しない生活が始まったことで、肌の清潔さを保つニーズと美しい外見を望むニーズが重なり、洗顔器が大きな注目を集めている。さらに、高価なエステティックサロンに通わなくても自宅で手軽にスキンケアができるという点が、自宅で美容を楽しみたい女性たちに受け入れられ、その人気の要因となっている。
