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韓国のMZ世代女性から支持されるサンリオキャラクター「マイメロディ&クロミ」のコラボ商品が大盛況!

韓国
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多岐にわたるコラボ商品が続々と発売
数量限定商品は完売するほどの人気ぶり

韓国ではサンリオのキャラクター、シナモンロールは数年前から人気があったが、2023年に入り「マイメロディ」とそのライバル「クロミ」の人気が急上昇している。ウサギをモチーフにした2つのキャラクターは、子どもたちだけでなく、MZ世代の女性にも幅広く受け入れられ、文房具やファンシーグッズを超えて、セブン-イレブン、コスメブランドの「rom&nd」、SPAブランドの「SPAO」を始め、ゴルフウエア、クレジットカード会社など多岐にわたる業界でコラボ商品が続々と発売されている。韓国の交通カードにも、マイメロディとクロミのデザインのものが登場した。2023年4月、「Baskin-Robbins(サーティーワン)」がコラボグッズのバッグを発売した際には、事前予約を開始して30分で完売するほどの人気ぶりをみせた。これらのグッズはほとんどが数量限定であるため、親が子どもに代わって店頭に並んだり、ネット予約などで争奪戦が繰り広げられている。ソウル・望遠洞にはマイメロディとクロミをテーマにしたドリンクやデザートが楽しめる、「CAFE HARMONY」がオープンし、混雑を避けるために完全予約制で運営されている。

映える売り場からSNS投稿を誘導
MZ世代のノスタルジア欲を刺激

2022年に社会現象となったポケモンブームの後、次に韓国のMZ世代が注目したのがマイメロディとクロミであった。「Sanrio Korea」は映えるオフライン売場を作り、SNSなどに写真投稿を誘導する「空間マーケティング」に力を入れており、SNSを通じて幼い頃に使った文具類などを思い出したMZ世代のノスタルジアを刺激。かつて買ってもらえなかったグッズを、大人になり経済力を持って自由に購買できるようになったこと。そして、その子どもたちがサンリオのキャラクターに惹かれるようになったことで、就学前の子どもから30代まで、幅広く支持されるようになった。韓国のキャラクターが主に子ども向けにデザインされている中で、クロミのような大人も使いやすい薄いパープルと黒を基調とした色使いのキャラクターは他になく、これが人気を博す大きな要因の一つになっている。