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日本のキャラクター「ちいかわ」が台湾でも大ブーム!共感と愛らしさでファンが熱狂

台湾
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各企業とのコラボアイテムが多数登場
大盛況となったコラボイベントが話題に

人気キャラクターの「ちいかわ」(吉伊卡哇/ヂイカァワー)が台湾でも大ブームを引き起こしている。日本と同様に、各企業とのコラボが展開されるたびに話題となっている。大手コンビニチェーン7-ELEVENで販売された、主要キャラクターが描かれた台湾版Suicaの「悠遊卡(ヨーヨーカー)」は、8月22日に予約受付が開始され、店舗にファンが殺到し、即日で予約受付数が埋まった。また、8月に実施した「くら寿司」とのコラボイベントでは、 「ビッくらポン!」で当たりが出るとくら寿司限定の特別な景品がもらえる仕組みだったが、ファンが殺到したためにイベントが20日早く終了するという事態となり、台湾のくら寿司で最短コラボキャンペーンとなったといわれている。さらに、同時期にドリンクチェーン「WooTea五桐號(ウーティー ウータンハオ)」ともコラボを実施し、オリジナルの付箋が配布されたが、すぐに配布終了となったため、店舗のSNSにはクレームが書き込まれるほど熱狂的なファンが増えている様子だ。男性のファンも多く、日本旅行の際にグッズを大量購入したり、自身のグッズコレクションをSNSに投稿するファンもいる。ネット上でキャラクターの悪口を言うとファンから攻撃を受けるほどの熱狂ぶりで、コピー商品はネットユーザーから非難されるケースもあり、台湾でのコピー商品に対する意識も変化してきているようだ。

アジア各国でブームを巻き起こし
台湾経済にも大きな影響を与える

アジア各国でブームを巻き起こしている「ちいかわ」。台湾でのヒット理由のひとつとして、「かわいい見た目なのに、挫折や貧しさなど現実に直面しながら努力するけなげさ」がウケているという。日本語の「社畜」という言葉が台湾でも使われているように、厳しい現実社会でもがき続ける若者たちが、ちいかわのキャラクターに自分を重ねることが多いようだ。また、各キャラクターを自分の子供のように見て応援したくなる気持ちが、ファン心をさらに掻き立てている。今回のブームの熱狂ぶりは、コロナ禍に大流行した「鬼滅の刃」を上回っており、台湾経済にも影響を与えているといわれるほどになっている。