エンターテインメント

音楽ストリーミングサービス「JOOX」/有名歌手とのカラオケやタイ音楽の充実で幅広い世代から支持

タイ
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東南アジアで人気の音楽ストリーミングサービス
「JOOX」の利用者が急増

通勤・通学中やジムでの運動中に音楽を楽しむ人の間で、音楽ストリーミングサービスが人気だ。特に東南アジアを中心に人気の高い「JOOX」は、タイでも「Apple Music」や「Spotify」に比べ多くの利用者を惹きつけている。JOOX Thailandによると、アプリのダウンロード数は2015年のタイ進出から2018年までに6,800万回に達した。アクティブユーザー数は1,000万人に上り、2018年1年間のストリーミング回数は前年比50%増の30億回となった。
JOOXはSpotifyと同様、無料視聴が可能で、ストリーミングサービスを初めて利用する人の多くがJOOXを選ぶという。タイでの利用者層は、18~34歳までが50%を占めているほか、10代の利用者も多い。音楽視聴だけでなく、カラオケ機能やカラオケデュエットもあり、自分がカラオケを歌っている様子を撮影してシェアしたり、BNK48のメンバーなど人気歌手のカラオケ動画と一緒に歌う様子の撮影・シェアも楽しめる。

 

地方の利用者拡大のために
タイの歌謡曲「ルークトゥン」の拡充を図る

タイではヒット曲の再生回数がYouTubeで数億回を超えるなど、ネットで音楽を楽しむ人が多く、音楽ストリーミングはタイ人にとって親しみやすいサービス。JOOX Thailandは、大手情報サイト「Sanook!」と提携しているほか、タイミュージックヒットチャートが毎週月曜日に出るなど、他のストリーミングサービスに比べてタイ音楽のプレイリストが充実している。JOOXの有料視聴(VIP)の利用料は、他サービスと同じ価格帯の129バーツ(約390円)/月。有料視聴の場合、広告の非表示やオフラインでの視聴が可能となる。クレジットカード払いのほか、コンビニでVIPカード購入が可能なため、学生でも気軽に購入できる。
タイ音楽では、ポップミュージックのほか、「ルークトゥン」と呼ばれるタイの歌謡曲も網羅している。JOOXは今後、バンコク以外の地方にも利用者層を広げるために、更にルークトゥンを充実させていく予定だという(地方ではバンコク以上にルークトゥンが人気)。