ミスコンの世界大会優勝者に
次々とフィリピン代表が選ばれる
2018年12月に行われたミス・ユニバース世界大会で、2015年のピア・ウォルツバックさんに続き、またもフィリピン代表のカトリオナ・グレーさんがミス・ユニバースの栄光に輝いた。続いて2019年1月にフィリピンで行われたミス・インターコンチネンタルにもフィリピン代表のカレン・ギャルマンさんが一位に輝いた。フィリピン女性は小さい頃から容姿を褒められて育てられるため、ミスコンが大好きである。町内会のお祭りや学校のイベントでもミスコンが頻繁に行われる。さらに、フィリピン人の持って生まれたスタイルの良さ、明るさ、表現力、英語力の高さなどがワールドワイドなミスコンのニーズに合っている。続々とミスコン優勝者が現れたことで、フィリピンでは今モデルスクールの人気が高まっている。子供向けのモデルコースを開催しているTrumpetPlayshopはポーズの取り方、歩き方などを教え、最終回では実際にヘアスタイリストをつけてメイクを施し、スタジオで撮影をする。一回3時間の5回レッスンで8,000ペソ(約16,000円)と高額ながら申込者が増えている。
エキゾチックな顔立ちを武器に
モデルを目指す子どもたち
スペイン植民地時代から続くフィリピン人とスペイン系の混血はメスティーサと呼ばれ、エキゾチックな顔立ちに白い肌が人気とされていた。もともとフィリピンは外国文化を柔軟に受け入れられるため、国際結婚も多く、多文化の要素を持つ容姿がミスコン受けしているようだ。
自分の子どもにも可能性があるならという親たちと、自分もピアやカロリオナのようになりたいと思う子どもがモデルスクールで教育を受けている。モデルスクールは以前は20代前後の子どもを対象としていたが、近年は年齢層を下げてキッズモデルのクラスを夏休みに開催している。このサマークラスではモデル事務所のほかに、テレビ局と提携し、ABS-CBN局の人気番組に才能のある子を採用している。
自分の子どもにも可能性があるならという親たちと、自分もピアやカロリオナのようになりたいと思う子どもがモデルスクールで教育を受けている。モデルスクールは以前は20代前後の子どもを対象としていたが、近年は年齢層を下げてキッズモデルのクラスを夏休みに開催している。このサマークラスではモデル事務所のほかに、テレビ局と提携し、ABS-CBN局の人気番組に才能のある子を採用している。