食・飲料

ナツメヤシの実を使ったデーツミルクが製品化へ/スーパーや市場で販売

マレーシア
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ナツメヤシの実を使った
デーツミルクが製品化へ

アラブやインドでは、ナツメヤシを使ったデーツシェイクが家庭で親しまれているが、マレーシアではデーツを使ったミルクドリンクが製品化され、多くのスーパーマーケットや朝の市場でも見かけるようになった。味は、甘くてこってりしており、カルシウムや鉄分が豊富なので、特に成長盛りの子どもや妊婦が飲むことを推奨されている。
Farm Freshから発売されている製品には、100g当たり、たんぱく質3.4g、カルシウム114mg、炭水化物8.3gが含まれている。ミルクは、酪農で有名なジョホール州でとった搾りたてをパックしている。1本200mlで7.8リンギット(約234円)。

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デーツが好まれる背景には
栄養価のほかに宗教上の理由があった

マレーシア人から好まれているデーツは、栄養価とエネルギー源が高いため、特に断食中に、ほとんどのマレー系が毎日食している。さらにデーツが好まれる理由には、宗教的な背景にある。デーツはイスラムのシンボルとも言われるように、コーランの文中にもたびたび登場する。預言者ムハンマドは「日没後、断食明けの時間にはまずデーツを食べ、身体を浄化させてからお祈りに行くべし、そのあとに食事を取るのが良い」と伝えている。

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