食・飲料

大人のスナックという新カテゴリーを生み出した、韓国大手食品メーカーのモクテカンが人気!

韓国
facebookでシェア
Twitterでツイート
Loading

干したスケトウダラ「モクテ」の風味を再現
大人のスナックという新カテゴリを築いた

辛ラーメンでお馴染みの韓国大手食品メーカー「農心」が2023年6月に発売した「モクテカン/먹태깡」(60g/1,700ウォン)が、入手困難な幻のアイテムとなるほどの大ヒットを記録している。モクテカンは、ビールのおつまみとして親しまれている干したスケトウダラ「モクテ」の風味を再現したスナックで、韓国で最も売れているスナックといわれている「セウカン」のシリーズ製品として市場に登場した。モクテ特有の風味や甘みはもちろん、食べる際に添えるマヨネーズと青唐辛子の味わいまで忠実に再現している。そのピリッとした味わいとカリカリの食感が、やめられない、とまらない中毒性をもたらしている。発売以来、12週間で600万袋を超える売り上げを記録し、「ビールに合うおつまみ」として評価されている。これまで韓国にはなかった「大人のスナック」の新カテゴリーを築いた。発売から5か月が経過した2023年11月現在も、その人気は衰えることなく、ライバル企業からの製品の登場も相次いでいる。2024年も大人のスナックは、さらに人気の拡大が見込まれる。

少子化を背景に大人向けスナックに注力
品薄状態でオンライン転売も横行する人気ぶり

2022年に公表された韓国の合計特殊出生率(1人の女性が一生の間で出産する子どもの数)は0.78と、OECD加盟国の中でも最下位だった。この様な少子化が進んでいく中で、食品業界は深刻な危機意識を抱き、これまで子どもをターゲットにしていた製品のマーケティング戦略を、大人向けにシフトさせる動きをみせている。農心は国民に長年愛されてきたセウカンをベースに、「新しい大人用のスナック」として、「懐かしさと新しさを兼ね備えたスナック」を開発した。この斬新なコンセプトのスナックは、特に中高年層の購買意欲をかき立て、大ヒット商品となった。品薄状態が続くことでプレミアム化し、さらにブームを加速させた。オンラインでの転売も横行していて、その価格は市販価格の3~5倍にも上る価格で売られている。