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ラオスで外国産フルーツ輸入が増加/贈答用として注目される日本・韓国産のフルーツ!

ラオス
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近隣国の中国やベトナムをはじめ、
オーストラリアなど外国産フルーツの輸入が増加

かつてラオスに輸入されるフルーツのほとんどはタイからのものであったが、中国やベトナムをはじめ、オーストラリアや南米などから外国産フルーツの輸入が増加している。一般的に人気なフルーツは、中国産のリンゴ(1個 100~145円程度)やミカン(1個 35円~75円程度)、オーストラリアや南米からのグレープやマスカット(100g 45円~145円程度)、キウイ(1個 110~185円程度)などがある。輸入フルーツの中で、日本や韓国からのものは高級品とされ、贈答品としても使われる韓国のイチゴ(200~300g 1450円程度)は、富裕層から人気がある。輸入フルーツは中国からは陸路、韓国からは空路で輸入され、南米やオーストラリアからのものはタイ経由で輸入されている。日本からのフルーツは富裕層に人気があるものの、ラオスへの直行便がないことやタイ経由で入ってくる日本産のフルーツも少ないため、ラオスに入ってくる総量が少ないのが現状である。

輸入フルーツへのイメージは良く、
新年やお祝い事の際の贈り物に利用される

ラオスのフルーツはもともとマンゴーやマンゴスチンなどラオス国内で生産されるものが中心であった。しかし、2021年12月から中国ラオス鉄道が開通したことで、中国からの輸入フルーツ(リンゴやミカン)が増え、韓国との直行便フライトが増加したことで韓国からの輸入も増加した。さらにタイ経由で他国からの輸入フルーツも増えている。ラオスでは食後にフルーツを食べる習慣が多くの人に根付いているが、国産フルーツは季節によって種類が限られており、ハウス栽培で旬以外のフルーツを栽培したり、品種改良をしたりすることが進んでいない。そのため自然な甘さや酸味を持つフルーツが多かったが、輸入フルーツの増加により、これまで日常的に食べることのなかったフルーツも気軽に食べられるようになり、より甘みのある品種も楽しめるようになった。食に関して保守的な国民性を持つラオス人であっても、輸入フルーツに対して良いイメージを持つ人が多い。また、化粧箱に入った高級な輸入フルーツは、新年やお祝い事の際の贈り物に最適であり、市民の所得が向上するにつれて人気が高まっている。