Top 50 Tech Companies Awardを
2019年に受賞
AI機能を搭載したレストラン検索アプリ「Yathar」がミャンマーで人気を集めている。AIがユーザーのFacebookのデータや投稿内容、Yatharの利用データ、エリアや当日の天気を分析し、ユーザーに最適なパーソナライズされたレストランをおすすめする点が特徴的だ。また、ユーザーネームではなく、実名の口コミで評価の信ぴょう性を高めているほか、SNSへのシェアや多言語対応といった便利な機能も有している。 ユーザーのニーズに合わせたアップデートを重ねた効果か、2018年4のリリースから1年弱で、ミャンマーでダウンロード数1位(約10万ダウンロード)となった。その新規性が注目されて、積極的な活動・挑戦を続けている世界中のテックベンチャー企業が選ばれる「The International Conference 2019」で「Top 50 Tech Companies Award」を受賞した。
民政移管後、ライフスタイルが変化
外食の機会が増加した
自宅で家族とご飯を食べることがほとんどだったミャンマーであったが、2011年3月の民政移管後に所得水準が上昇。それに伴ったライフスタイルの変化により、レストランの数が増えて外食の機会も増加している。しかし一方で、日々増えていくレストランの中から、好みのお店を探すのが難しくなっていた。YatharはAIを活用したパーソナライズ化された提案がユーザーに受け、一躍人気のアプリとなった。 今後は保有する飲食店ネットワークや顧客情報データをベースを活用したビジネスや、プラットフォームをビューティーサロンに応用した「Yathar Beauty」なども計画しており、ミャンマー発のスーパーアプリ化を推し進めていく予定だという。