若い世代に人気のサステナブルブランド
「The sustainability project」
シンガポールではサステナブルな蜜蝋のフードラップがプラスチック製品に代わる再利用可能なラップとして人気を集めている。 100%コットン、ホホバオイル、樹脂、蜜蝋を使用した国産の蜜蝋ラップは、プラスチックよりも通気性が良いため、食品をより長く新鮮に保つことが可能。デザインが豊富で目で楽しめるポイントもあり、若い世代にも受けている。価格は11.00~25.00シンガポールドル(約1,100~2,500円)。この商品のブランドである「The sustainability project」には再利用可能な木製ストローなどがあり、サステナブル文脈でトレンドを牽引している。他にも、27歳のシンガポール人が立ち上げた、見た目が悪い(Ugly)農産物を最大60%オフで販売する食品小売スタートアップ「UglyFood」も話題。環境を考慮した取り組みが活発化している。
フードロスやごみ問題に
官民一体で取り組むシンガポール
シンガポールのゴミ最終処分場のあるセマカウ島は、2035年には容量超過してしまうと危惧されている。シンガポールで廃棄されるごみのうち、全体の約20%を生ごみが占めていることから、官民一体でフードロスやごみ問題に対するの取り組みが急ピッチで進められている。「Ugly Food Movement」や「Zero Waste SG」といったゼロウェイスト関連団体が設立されるなど、フードロスや環境に配慮した商品やサービス、団体が急増している。「Zero Waste SG」は、教育や啓発活動を通じてシンガポールの廃棄物ゼロを目指す慈善団体で、大手スーパー「FairPrice」や「Cold Storage」、シンガポール環境庁もパートナーとして参画している。
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