エコロジー ファッション

コーヒーカスを使ったサステナブル高機能ジャケットが台湾で話題

台湾
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リバーシブルで着ることのできる
フェイクレザージャケット

2021年、台湾の優れた製品に送られる賞「台湾エクセレンス」をコーヒーカスを原料にしたフェイクレザージャケット「AIRMEM COLORSHELL」が受賞した。「AIRMEM COLORSHELL」は、地球上の資源を有効利用することを掲げ、石油に代わりコーヒーのカスから抽出したコーヒー油複合の材料を26%以上使用。植物由来の多孔質フイルムの製造により石油消費量を削減している。
もともとコーヒー豆には多くの気孔があるため、製造したジャケットにも速乾、防臭、紫外線防止の効果がある。また、防水性がある一方で、人から放出される水分を生地から分散させることも可能。そのためリバーシブルで、普段は布側を外にすると、透湿度、撥水性に優れたジャケットになり、雨天ではフィルム側を外にすると、防水性、防風性に優れたレインコートとして使用できる。ジャケットは軽量で持ち運びにも便利だと好評だ。
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積極的にSDGsに取り組む
「SINGTEX」

繊維・アパレル業界は、環境汚染産業2位といわれており、近年サステナブルファッションへの関心が高まっているが、これに先駆けて環境問題を考え、積極的にSDGsに取り組んできたのが1989年創業の「SINGTEX(シングテックス)」である。4年の研究期間と8回の改良を経て、2008年にコーヒーカスから作った繊維を使用した衣類ブランド「S.Cafe」が誕生。12本のペットボトルと3杯のコーヒーカスでマイナス25度の気温に耐えられる防寒着を開発したことで話題となった。製造過程でも環境汚染付加が多い溶剤による処理を行わない等、SDGsに取り組みながら、毎年売上高の3.5%以上を研究開発費に費やし、次々と新しい製品を生み出している。
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