野菜や果物から加工商品など
台湾産の地元ブランドを数多く販売
台湾の大手コンビニ「7-ELEVEN」が複合型ショップ「OPEN!MART」をオープン。台湾産の有機栽培野菜やQRコードを読み取ることで生産元の情報が分かるものを「履歴野菜」と呼び、産地にこだわった果物をはじめ、植物性ミート商品など、健康志向の消費者やベジタリアンが喜ぶ商品を多く取り揃えている。2022年9月には新北市に第1号店の「湖鑫門市」をオープン、台湾で人気の食材専門店「神農生活MAJI TREATS」とコラボし、台湾産のフルーツを使用し作ったジャムや台南名産の「台南11号」をはじめとする台湾各地の米など、地元ブランド商品を数多く販売。広々とした10坪の店舗内はヘルシードリンクコーナーや、焼きたてのパンが楽しめる「Semeur聖娜」ベーカリーコーナー、ペットコーナー、大手ネット書店の「博客來」とコラボしたブックコーナー等、10の販売コーナーに分かれている。
健康志向の高まりを受け
変化するコンビニフード
台湾人の健康志向の高まりにより、コンビニ業界も変わりつつある。かつては「添加物が多そう」「身体に悪そう」というイメージのあったコンビニフードも現在はベジタリアン向けのものや、無添加にこだわったものが多く並ぶようになった。また、食の安全を気にする台湾人も増え、生産地などが確認できる野菜を購入し自炊をする若者層も増えている。7-ELEVENは多くの台湾人にとって生活の中の欠かせない店であり、多くの人々に親しみを感じさせるブランド力があるため、今後も店舗を広げていくのではないか。