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コンビニのキャンペーンに変化/交換商品がキャラものから食料品へ

タイ
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キャンペーンの調査をしたところ
顧客が欲しい商品は食料品だった

ショッピングモールを展開する小売業大手「Tesco Lotus」傘下で、全国に1,600店舗があるコンビニエンスストア「Tesco Lotus Express」では、COVID-19以降、シール集めキャンペーン(แคมเปญ สะสมสติ๊กเกอร์ )に変化が見られている。キャンペーンの交換商品をキャラクター付きの日用雑貨から卵、食用油、インスタントラーメン、米、パック入り牛乳などの食料品へ変更したのだ。キャンペーンを実施するにあたり、Tesco Lotus Expressが全国の顧客を調査したところ、多くの顧客が交換商品として日用品ではなく、食料品を希望していることが分かったという。現在実施中のキャンペーンでは、最高40枚のシールで米5キロと交換ができる。キャンペーンの交換商品は1週間ごとに変わる予定で、現在の経済状況に合わせたキャンペーンが顧客に歓迎されている。

テスコロータス

経済状況の悪化により
必需品を求める傾向に

シール集めキャンペーンは、タイの小売業界では一般的なマーケティング手法の一つで、量販店やコンビニで常時実施されている。多くは人気キャラクター付きの日用雑貨などが用意されており、集めたシールと交換できるものが多い。昔からの手法だが、現代でも交換商品欲しさに同じ系列の店舗で買い物をするという人が少なくない。
COVID-19で経済状況が悪化する中、収入に影響を受けたり、または今後影響を受けるかもしれないと考えている人も多くなり、消費者のお金の使い方が必需品だけを買う方向へシフトしている。このように顧客のニーズを見極めたキャンペーン手法は今後広がる可能性がある。