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コワーキングスペースが全国に続々オープン/ベトナム企業の80%が利用を検討

ベトナム
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ドロップインからプライベートオフィスまで
使い道はさまざま

コワーキングスペースの需要が高まっており、社会的隔離期間後にも続々とオープンしている。ベトナム大手のコワーキングスペースの「Toong」(tổ ongはハチの巣という意味)は、2020年9月に、国内外19拠点(ホーチミン11拠点、ハノイ5拠点、ダナン2拠点、ニャチャン1拠点、ラオス・ヴィエンチャン1拠点、カンボジア・プノンペン1拠点)にコワーキングスペースをオープンし、現在も新しい拠点を建設中だ。ドロップイン利用は、1日150,000VND(680円)から利用可能。1日だけのミーティングスペースのレンタルから、月単位でのプライベートオフィス利用など様々な料金形態があり、それぞれのニーズにあった利用ができる。
事業主がオフィスとして数名でスペースを借りる場合は、契約期間が最低3ヶ月という不動産会社もあり、通常のオフィスよりも短い期間で借りることができるため、事業規模にあわせてワークスペースを選択できる時代になったといえるだろう。

コワーキングスペース2

ビジネスの規模によって
フレキシブルにプランを選べる点が人気

COVID-19の影響でコスト削減を余儀なくされている会社が多く、中小企業やスタートアップ企業などでは固定費のかかるオフィスからコワーキングスペースへ移行する会社が増えている。様々な業種の人が集まるコワーキングスペースは、コミュニケーションを取ることができ、新たなアイデアが生まれたり、ストレスを解消するのに役立っているという。利用する人数や期間によって選べる各種プランや様々な場所にコワーキングスペースがあることなど、ビジネスの規模に応じてフレキシブルに選べる点が人気の理由のようだ。
調査会社「IDC」によると、ベトナムの企業の80%は今後3年以内にコワーキングスペースを利用することを検討している。個人経営も含め、小規模のビジネスが多く存在するベトナムでは、こういったワーキングスペースの需要は今後も増えていくだろう。

コワーキングスペース3


※本記事は、業務提携先のHISベトナムとの共同執筆となります。