新たな娯楽の一つとして利用される射撃場
比較的安価で友人や家族と楽しむことができる
2012年に設立されたホーチミンの射撃場「Saigon Sniper」が今、改めてトレンドになっている。ベトナム人の若者たちにとって、ボーリングやダーツに行くような感覚で射撃を新たなエンターテイメントとして選択している。 現在ホーチミンに2店舗ある「Saigon Sniper」はベトナム国内でも有数の規模と人気を誇る。幅広いレベルの射撃愛好家が楽しめる施設として充実しており、初心者でも経験豊富な専任のインストラクターに教えてもらえる。実弾は用いず、射撃ブースも全て防弾ガラスで囲むなど安全に考慮した設備を導入。銃器の種類も豊富で、拳銃やライフル銃、サブマシンガンなどがレンタルできる。料金も比較的安価であり、代表的なプランは「CLASIC(銃の種類)」10発35,000ドン(約215円)、30発100,000ドン(約620円)で、友人とシェアして利用される。所要時間は30~60分ほどで、気軽に射撃体験を楽しめると人気に。友達や家族と一緒に射撃を楽しむことでより一層盛り上がることができると話題になっている。
TikTokなどのSNSで話題になり、若者の
新たなアクティビティとして利用される
経済発展が著しいベトナム商業都市ホーチミンで、若者向けのレストランやサービスは急増しているもののエンターテインメントの施設などはまだ種類が多くない。そんな中で射撃場は友人や家族と一緒に利用することができ、日常の喧騒を忘れて思いっきり撃ちまくることで日頃のストレスを解消することができると人気。設立当時はあまり若者向けとして支持されていなかったものの、銃を撃っている様子が「映える」とTikTokなどのSNSで話題になったことから一気に若年層に広まった。ホーチミン市中心地に店舗があることでアクセスが良いことも人気の後押しとなった。銃の種類によっては重いものもあるが、女性も気軽に楽しめる。射撃が終わった後は汗をかくほどで、楽しみながらできる運動といった健康的な印象を持たれていることも口コミ評価に見られる。