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米国発「ピックルボール」人気が急拡大/金メダリスト輩出から、競技コートも続々と建設

ベトナム
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ピックルボール世界選手権で16歳の
ベトナム人女子が金メダルを4個獲得

2024年から流行し始めた米国発の「ピックルボール」が、スポーツ愛好者だけでなく幅広い年齢層から支持を集めている。このスポーツは、テニスとバドミントンを融合させたようなルールで、初心者でも手軽に楽しめる点が人気の理由だ。2024年11月現在、ベトナム国内にはハノイ市やホーチミン市を中心に約25のピックルボールクラブがあり、都市部を中心に新たな施設が続々と建設されている。ピックルボールの人気を決定づけたのは、2024年9月にインドネシアで開催されたピックルボール世界選手権で、16歳のベトナム人女子アスリート、ソフィア・フオン・アインが金メダルを4個獲得するという快挙を成し遂げたことで、ピックルボールの認知度と地位が大幅に向上。この成功が国内に大きな影響をもたらしている。ベトナムでは初のプロチームが誕生し、セレブたちがSNSでピックルボールを紹介するなど、話題を集めている。さらに、ホーチミン市文化スポーツ局主催のスポーツイベントでもピックルボールのコートが設置され、地域を挙げての盛り上がりをみせている。

手軽に楽しめ、社交的なスポーツとして
若年層を中心に熱狂的なファンを獲得

ピックルボールは、テニスやバドミントンのような手軽さが魅力で、コートが約6m×13mとコンパクトであるため、限られたスペースでもプレーできる点で人気を集めている。特に女性を中心に、スタイリッシュなイメージと誰でも楽しめる手軽さが支持され、インフルエンサーやセレブによるSNS発信が流行を後押ししている。普及の背景には、ベトナムにおける健康志向の高まりがある。運動不足の解消やダイエット効果が期待できるうえ、社交の場としての機能も備えているため、10~20代の若年層を中心に熱狂的なファンを獲得している。また、政府のスポーツ振興政策とも合致しており、国内外のスポーツ用品メーカーやフィットネスクラブがベトナム市場への参入を加速させている。パドルの平均価格は80万~200万ドン(約4,950~1万2,375円)、コートのレンタル料金は1時間あたり15万~25万ドン(約930~1,550円)と、比較的手軽に始められる価格帯も流行の一因となっている。