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ベトナム古来の伝統医学・原料をアップデートした国産コスメ・ボディケアブランドが活況 | TNCアジアトレンドラボ

美容・健康

ベトナム古来の伝統医学・原料をアップデートした国産コスメ・ボディケアブランドが活況

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海外製品に比べ、お得感を感じられる
国産のビューティー&ウェルネス系商品が人気

基礎化粧品やボディケア用品、ルームキャンドルなどのビューティー&ウェルネス系のアイテムにおいて、国産メーカーのプロダクトが注目されている。各メーカーのウェブサイトやECサイトの他、大手ドラッグストアやセレクトショップなどで購入できる。国産メーカーのひとつ「Cocoon」は化粧水や乳液などベーシックなアイテムで10万ドン(約600円)台からと、海外メーカー製品に比べ割安感がある。さらに、環境や自然に配慮したブランディングを展開。そのひとつが「空き容器10個と、製品を1つ交換」キャンペーンである。一方で、ターゲット層の動線が見込める商業施設内のドラッグストアや、「OH!SOME(東南アジア各地に展開する中国系大型総合雑貨店)」など、若者層の目に触れる実店舗での販売促進を行っていることも、知名度の上昇に一役買っている。古来からベトナム伝統医療や食文化で用いられてきた薬草やハーブなどを原料としており、パッケージもシックで、目を引くストーリーが添えられているなどブランディングやPRに注力しているのが特徴。

欧米や日本、韓国製品の人気は依然高いが、
自国の文化や伝統への見直しも垣間見られる

かつては欧米や日本の製品が質が高くステイタスとされており、重ねてここ10年ほどは韓流ブームが都市部を中心に浸透し、韓国製品の出店や参入が相次いでいる。競争が激化する中でも、メーカーの中にはASEAN近隣国へのPRやオンラインショップに力を入れるなど、国内外で手堅く地道な展開をみせている。ネームバリューやブランドにこだわらず、シンプルで”肌に良いもの”を好む美意識が人気を支えている。自然由来のものに対する好印象や、自国の文化や伝統への愛着の表れが国産メーカーの人気を支えている。