インターネット検索数も急上昇
注文が殺到する「アグラオネマ」
2020年3月以降、自宅で過ごすことが増えたため、都市部では観葉植物やココナッツ盆栽など、ガーデニング市場の拡大がみられた。2020年秋頃からは「アグラオネマ」がブームの兆しを見せている。地元紙「Kompas」に掲載されたアグラオネマを販売する夫婦のインタビューによると、過去3か月でインドネシア中より注文が殺到し、売上は15~20倍に急増したとのことだ。需要が高まったことで、アグラオネマの単価も上昇している。アグラオネマには空気清浄効果があるとの情報が広がり、インターネットでの検索数も急上昇している。
COVID-19の長期化で
空気清浄効果のあるアグラオネマに注目
COVID-19が広がり始めた当初は「癒し」や「趣味」として都市型ガーデニングが広がった。その後COVID-19が収束せず長期化したことにより、少しでも感染予防効果のある植物の需要が広がっている。実際にアグラオネマが空気を綺麗にする効果があるかは定かではないが、インドネシア人は自然の効能を信じていると言えるであろう。