エコロジー

コーヒーかすを再利用したマスク/生分解性とコーヒーの香りに反響

ベトナム
マスク
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実用性やファッション性が高いと
ミドルアッパー層以上に好評

2020年3月、スタートアップ企業の「ShoeX」は、使用済コーヒーかすを再利用したマスク「AirX」を販売した。生分解性を備え、環境保護につながるうえに、抗菌性もあり、ベトナムの国内品質保証試験機関QUATEST(日本のJISに相当)からの認証も取得済みだ。価格は、5個セットで445,000VND(約2,030円)と一般的な使い捨てマスクに対して高額だが、洗濯可能で30日間使用可能のため、2個を使いまわしても1カ月につき1日27円程度と、ベトナムでも流通する日本製マスクと同程度だ。高額商品の印象が強いためか、品質への評価は高く、ミドルアッパー層以上に好評だ。実用性もファッション性も高くて良い、自分は使わないが贈答用に買った、コーヒーの香りがお気に入りという声もあがっている。

マスク2

 

年々深刻化する大気汚染で
高まる環境意識

ベトナムの大気汚染は年々深刻化している。2019年12月には、首都ハノイの大気質指数(AQI)が世界最悪の333を記録し、環境意識は高まりつつあった。そこにCOVID-19の感染拡大を受けて、マスク需要が高まる中、使用済マスクのポイ捨ても問題視されていた。2020年4月からは、最大700万VND(約3万3,000円)の罰金を科すとして、厳罰化された。
そんな中、2019年8月よりコーヒーかすを繊維へと再利用した靴を販売していたメーカーShoeXが、同様の技術をマスクに応用。環境への配慮を強みにしたこととコーヒーかすを再利用していることが、コーヒー文化が根付くベトナム人の間で話題になった。ベトナムは戦時の貧しい時代が長かったため、リユース精神が根付いており、今後も環境に配慮したスタートアップが生まれると予想される。

マスク3