健康・クリーンな原材料・爽快感の他、
蓋つきボトルによる携帯性が人気を後押し
中国ではフルーツスパークリングティーが相次いで新発売されている。中国全土に3,000店舗以上を展開するドリンクスタンド 「一点点」 は、2025年7月にサンペレグリノとコラボしたフルーツスパークリングティーを発売。ジャスミン茶をベースにグレープとグレープフルーツを調合したもので、500ml／20元（約410円）。グレープフレーバーは発売初日に10万杯を販売するヒットとなった。健康的でクリーンな原材料や爽快感、蓋つきボトルによる携帯性が人気を後押ししている。
RTD商品では、农夫山泉 が2025年6月に「スパークリングレモンティー（冰茶）」を5元（約100円／600ml）で発売。さらに 统一冰红茶 も2025年4月に「可乐冰红茶（コーラアイスティー）」（5元、約100円／680ml）をリニューアルし、ラインアップを拡充している。
若者のニーズに応え、容量や爽快さを増し
本格中国茶をベースにした新たな飲料体験
スパークリングティーは、各飲料メーカーからも新商品が相次ぎ登場し、コンビニやスーパーで定番化しつつある。従来の炭酸飲料との違いは、ジャスミン茶や紅茶といった本格中国茶をベースに調合されている点であり、より爽快感のある味わいが特徴となっている。近年は若者を中心に、健康志向に加え、パッケージの美しさ、携帯の便利さ、そしてコスパの良い大容量飲料への需要が高まっている。こうしたニーズに対応し、统一冰红茶 は2025年5月に「可乐冰红茶（コーラアイスティー）」を500mlから680mlへと容量拡大して発売。「爽快感倍増」をセールスポイントに掲げ、「出口气，爽到底（息を吐くたびに爽快感MAX）」というスローガンで、新たな飲料体験を提案し若者の注目を集めている。
