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中国茶のイノベーション元年!”新中式茶館(セカンドウェーブ系茶館)”が上海で人気

中国
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これまでの茶館イメージを覆す
独自の進化を見せる「セカンドウェーブ系茶館」

2022年、”新中式茶館(セカンドウェーブ系茶館)”として、上海市内の主要エリアにオープンした「tea’stone」や「開吉茶館」が注目を集めている。これまでの茶館は、伝統的な茶葉を伝統的な茶器に入れて出すもので、若者にとっては海外からの観光客や中高年が行く店というイメージだった。一方で、新中式茶館はカフェのようなインテリア、契約農場のマイナーなオリジナル茶葉、茶器や茶道など伝統スタイルの廃止、オリジナルデザインのポットや器での提供、オリジナルのお茶請けメニューがあることなど、これまでの概念を覆す形になっている。メニューには鉄観音やジャスミン茶など、従来の中国茶の名前はなく、その店独自の茶葉を揃えている。

若者の中国茶離れが進む中
気軽に利用できるカフェとして話題に

古臭いイメージがあることや伝統的な販売方法(試飲を強いられる、量り売りのみなど)、コーヒーやミルクティーの台頭などで、若者の中国茶離れが叫ばれていた。これまで茶館は、観光客や専門家、中高年向けがほとんどで、若者が気軽に座って中国茶を飲める店はほとんどなかった。コロナで海外からの観光客が減り、新たな市場を模索する人が増えたことや、人々の健康意識の高まり、リラックスを求める人が増えたことなども追い風になっている。