あらかじめ売られているものではなく
欲しい商品をリクエスト
インドネシアの若い女性が利用するアプリ「Jastip(Jasa-titip)」は、アプリ内で販売されているものを購入するのではなく、欲しいものを出品者に購入してきてもらうという仕組みで人気を得ている。国内では店舗数の限られているIKEAやInformaの雑貨、外国商品では、日本や韓国のコスメやファッション雑貨、衣類や食べ物が人気だ。価格は依頼者と出品者で交渉できるが、10%~30%程度のマージンをのせる出品者もおり、依頼したものの、交渉が決裂する場合もある。Amazonなどオンラインショッピングを利用すると、外国商品を購入した際に税金がかかる可能性もあるが、「Jastip」を使えば、ハンドキャリー扱いとなるため税金の心配がない。出品者は小遣い稼ぎからビジネスまでさまざまだが、売主と買主両方にメリットのある仕組みだといえよう。
旅行ついでに依頼された商品を購入
気軽さと手間のかからなさが魅力
「Jastip」は、日本や韓国へ海外旅行をする人が、旅行のついでに依頼された商品を買ってきて、小遣い稼ぎをするというところから生まれたビジネスである。アプリの利用者は20~30代の女性が多く、注文品はコスメやファッション雑貨で、価格も1,000円~2,000円程度のものが多いため、気軽に買って、持って帰ることに手間がかからないことが広まった理由の一つである。「Jastip」のアプリはいくつかあるが、その中で人気なのは「Hellobly」だ。登録している世界中のバイヤーとつながることで、世界各地のものが購入できる。アプリが仲介となることで、品物が届かない場合は返金が可能だ。安全性はアプリの信頼へとつながり、利用者のさらなる増加が見込まれるだろう。