オーガニック、サステイナブル
ビーガン、エコがキーワード
韓国では2019年頃から、人間にも環境にも優しい「クリーンビューティー」がじわじわと人気になっており、オーガニックやエコ、ビーガンブランドが続々と登場している。
「HOUSE OF AROMATICA」は、ソウル・カロスキルにあるサステイナブルビューティブランド「AROMATICA」のショールーム&カフェで、ブランドのフィロソフィーがたっぷり詰まった場所になっている。もともと韓国はゴミの分別が細かくて厳しいが、店の前にはさらに細かく素材別に分かれたゴミ箱を置き、サステイナブルブランドのイメージをアピールしている。また、「AROMATICA」は、商品がヴィーガンというだけでなく、パッケージも全て再利用可能なものを使用しているため、シャンプーやボディソープは、容器を持っていけばリフィル購入ができるシステムになっている。リフィルのシャンプーは18,000ウォン(約1,800円)から購入でき、店頭のほか、公式サイトからも通販で購入できる。
日本よりも先を行く
韓国のビーガンコスメ
韓国では昨今、ビーガンラインがなかったコスメブランドが、ビーガンファンデーションを作り、別ラインを立ち上げることが珍しくない。こうしたブランドは、過剰包装はせず、パッケージや箱を再利用可能な素材やエコな素材にしている。
韓国で現在人気のビーガンブランドは「AMUSE」「be plain」や「Melixer」であるが、いずれも製品の質が良く、パッケージデザインなどブランディングも洗練されており、手に取りたくなる魅力がある。
クリーンビューティーブランドの急激な増加、エコ包装・パッケージなどを通してみると、韓国のコスメ業界は日本よりも1~2年程先を進んでいると印象だ。韓国では、流行しはじめたものが世間に広まるスピードが速いのも特徴。韓国社会全体に、環境に優しいエコな生活という意識が浸透される日はそう遠くはないであろう。