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韓国で大ヒット!軍医が開発した飲む点滴「リンティーゼロ」

韓国
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二日酔い防止や美肌効果も
全年齢層に支持が拡大

ペットボトル飲料「링티제로(リンティーゼロ)」が、2021年4月の発売から約4ヶ月で300万本以上を売り上げるヒットとなっている。5種のビタミンとミネラル、アミノ酸、マグネシウムなど人間が生きていく上で必要不可欠な成分とエネルギー、水分補給が1本で補える。日本のスポーツ飲料に似ているが、疲労回復や水分補給だけでなく、二日酔い防止や美肌などにも効果があることから、韓国では「飲む点滴」と呼ばれている。天然素材甘味料の「エリスリトール」を使用することで、カロリーゼロを実現。桃の果汁を加え、美味しさと飲みやすさにもこだわった。カロリーを気にせず水のように気軽に飲めるため、コロナ太りを気にする人や20~30代女性たちの間で人気が出たが、その後添加物と糖類に敏感な中高年世代の購買が増加するなど、消費者が全年齢層に拡大している。価格は2,900ウォン(約290円)。

リンティー2

軍医が開発
粉末からRTDへ

リンティーはもともと韓国軍の軍医が、訓練中に脱水症状で倒れた兵士のために、点滴代わりになるものとして開発したものである。2016年に、スティック状の粉末製品として製品化され、それを手軽に飲めるRTD(Ready to Drink)にしたものが「リンティーゼロ」だ。コロナ禍で健康意識が高まる中、体に良い成分を一度に摂取できるリンティーに注目が集まり、2021年の販売数はコロナ禍前の2019年に比べ、約4倍に跳ね上がった。しかし既存のリンティーはスティック状の粉末製品であったため、水で溶かして飲まなければならないという点と、薬局またはインターネットでしか買えないという不便さがあった。そこで消費者のニーズに応えるべく、2021年4月にペットボトルの「リンティーゼロ」を発売したところ、全国のコンビニで販売がされるようになり、大ヒットしている。