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フィリピンで「X(旧Twitter)」の代替アプリとしてZ世代を中心に人気のSNS「Bluesky」が拡大中

フィリピン
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新プラットフォーム「Bluesky」
従来の中央集権型から”分散型SNS”へ

「X(旧Twitter)」の代替としてフィリピンで新たに広がりを見せているアプリが「Bluesky」。元Twitter CEOのジャック・ドーシーが2019年に設立した新プラットフォーム「Bluesky」は、2024年2月に一般ユーザーがアカウントを作成できるようになった。フィリピンで人気のSNSといえば、XやFacebook、InstagramやTikTokなどがよく使われているが、BlueskyはこれらのSNSの新たな競合として現れた。Blueskyのユニークな特徴は、単一の企業によって管理されていないところにあり、ユーザーが自分で目的やルールを自由に決められる点にある。Xが一定の広告を表示するのに対し、Blueskyではユーザーが望まない特定のコンテンツをブロックできる。コンテンツフィルタリングをカスタマイズでき、ブロックやミュートしたユーザーリストの共有も簡単に行えるなど、多様な設定が可能だ。複数のサーバーがそれぞれ連携しながら情報管理を行う”分散型SNS”となっている点も、若者にとっての魅力の一つ。ネット環境の中で育ったZ世代は、SNSの危険性を理解しつつもBlueskyをスムーズに使いこなし、活用している。

フィルタリング機能による非表示設定など
現地若者の声からは「使いやすい」と好評

利用している男性は「なにより使いやすい」と話している。「BlueskyのトップページはXと似ているけど、有害なページをブロックするフィルタリングオプションが優れているから使っている」、「Xは意味のないリプライを繰り返すインプレゾンビ(閲覧回数を増加させるための迷惑投稿を行うアカウント)に対する不満があった。「Bluesky」はアダルトコンテンツや暴力的なコンテンツ、ヘイトグループのアイコン、スパム、なりすましアカウントなどを非表示にしたり、警告したり、表示するか選べるから使っている」とも話している。しかし、Z世代より上の世代、特に30代後半の人たちにとっては「アカウント作成が面倒」との声もあり、年齢が上がるにつれて設定が面倒に感じられるため、利用者が少なくなり、現状ではZ世代が中心のアプリになっている。