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自己流にカスタマイズできる穴あきサンダル「洞洞哇」の人気が再燃!台湾の気候や志向に合致した人気アイテムに!

台湾
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穴の部分にデコレーションピンを刺し、
自己流にカスタマイズできるポイントも人気

特性樹脂で作られた穴空きサンダル「洞洞鞋(ドンドンシエ)」が台湾のZ世代の間で流行している。もともとは米国のメーカー「Crocs」の穴空きサンダルが定番商品として人気だったが、2023年に放映された映画「バービー」の影響を受け再流行した。映画とのコラボサンダルが人気となり、台湾メーカーによる「洞洞鞋」も次々と販売されている。創業70余年の台湾シューズブランド「牛頭牌(ニョウトウパイ)」も以前から穴あきサンダルを開発しており、トゥシューズのような形のサンダルを「公主鞋(ゴンジュシエ)」お姫様の靴という名称で販売。その他、「花園鞋(ファーユェンシエ)」などメーカーによって様々な商品が登場している。価格は1足600元(約2,700円)程の物が多いが、夜市などで販売されているものは200元 (約900円) 代で購入できる。様々な形のピンでデコレーションしカスタマイズができ、世界にひとつだけの「洞洞鞋」が作れることで、SNS上で自分がデコレーションした「洞洞鞋」を投稿する人も多い。アニメキャラクターのデコレーションピンも登場している。デコレーションや服との組み合わせで韓国系や日本系、2000年代系など、いろいろなコーディネートがありそれぞれのスタイルを楽しんでいる。

台湾の気候や足元の快適性を求める気質などに
合致した穴空きサンダルが再ブームになった

台湾では年間を通して雨の日が多く、高温多湿のため通気性が良く、汚れに強いサンダルを日常的に履く人が多い。バイク通勤に通気性のいいサンダルを履く人もおり、冬や雨の日も裸足にサンダルを履く人を多く見かける。湿気と気温の高さにより、空気が蒸れる状態を「很悶(ヘンメン、空気が籠っている、蒸しているという意味)」と言い、台湾人はこの状態を嫌う傾向にある。また、例年にない暑さと、年々増えているゲリラ雷雨により、布製の靴よりも通気性が良く、防水機能に優れた材質が好まれている。台湾人の好みと台湾の気候、ファッションに敏感な若者のニーズが上手く合致して再ブームが起きているようだ。