アート&デザイン

Krungsri Autoが若者に向けた交通ルール啓蒙プロジェクトに取り組む

タイ
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キャッチーなアイコンとコピーで 若者の交通安全意識を高める

アユタヤ銀行の自動車金融部門であるKrungsriAutoは、BangkokDesign Week 2020で、クリエイティブエコノミー賞を受賞したエージェンシーおよびタイのプロクリエイターと協力し、交通安全の意識を若い世代に浸透させるため、革新的なデザインの交通標識とLED照明を用いた移動可能な横断歩道ツール「Instant Cross Walk」を発表した。交通事故を引き起こす要因となるさまざまなケースを取り上げ、キャッチーなアイコンとコピーで訴えるほか、コンセプトモデルの「Instant Cross Walk」では、ボタンを押すことで道路に横断歩道のゼブラ模様が投影され、混雑するイベント会場での交通整備の重要性をアピール。さらに横断時間は、さまざまな年齢層および身体的ニーズの歩行者向けにカスタマイズできるなど、未来の横断歩道として参考になるテクノロジーが搭載されている。

Instant Crosswalk_1

交通事故死者数アジアワースト1位 深刻な社会問題に

世界保健機関:WHO発表のレポート(2018年)によると、2016年に交通事故死2万人を記録するなど、人口10万人あたりの交通事故死者数アジアワースト1位の水準が続くタイ。この深刻な社会問題を受けて、KrungsriAutoは、ドライバーへ責任ある道路利用の意識を高めるキャンペーン「LET’sponsible」(愛のサイン)を6年間継続している。You Tubeチャンネルにアップロードされたドラマ仕立てのユニークな交通ルール啓蒙動画は、合計視聴回数が1億5,700万を超えるなど高い関心が寄せられている。これらのWEBプロモーション以外にも、バンコクやチェンマイで開催されたデザインウィークとのコラボレーションにより、思わず写真に撮ってシェアしたくなる、能動的な参加を促すクリエイティブなインスタレーションを発表。若者世代が自分ごととして捉えやすい試みを行っている。

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