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入場制限下の国立公園に行列アプリ「QueQ」が導入。 事前予約で衛生面の安全を確保

タイ
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「QueQ」で15日前から予約可能
「Thai Chana」への登録も必要

タイの国立公園(อุทยานแห่งชาติ)では、New Normalな公園運営を掲げ、各公園の規模に合わせた入場者数の制限を設けている。混み合う公園のスムーズな運営のために、スマホで入場予約ができる行列アプリ「QueQ(キューキュー:คิวคิว)」が導入された。利用者は、15日前からQueQで行きたい公園を選び、訪問予定日時や人数を登録して予約。当日は、公園入口でQueQアプリを提示し、入場料を支払う。さらに、2020年5月以降商業施設や公共施設などに設けられている政府導入のトラッキングシステム「Thai Chana」で入場登録を行い、体温測定や手の消毒をすると、ようやく公園に入ることが可能だ。
公園が空いているときは、アプリでの入場予約は不要。7割がQueQで予約した人、残り3割は予約なしの利用者となっている。

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レストランは2km圏内で使用可能
実際に並ぶ必要がないことがメリット

行列アプリ「QueQ」は、タイ発のスタートアップ。人気レストランなどアプリを導入している店舗の2㎞圏内に入ると、アプリ上で行列に加わることができる。実際に目的地の前で待つ必要はなく、自分の順番が近づいてくるとアプリが教えてくれるというものだ。レストランは2㎞圏内からのみの利用だが、観光地やイベント、美容院などの事前予約は遠距離からでも可能だ。
利用者は続々増えており、ソーシャルディスタンスを確保するために事前に予約や行列アプリを使用することが、衛生面での安全につながると感じられるよう意識が変化してきているといえるだろう。

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