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STAY HOMEで企業が視点を切り替え/数々のアイデア商品が生まれる

ベトナム
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花屋が考案したユニークで
美しいデリバリーコーヒー

COVID-19で企業が従来の事業が行えない状況になったことを逆手に取り、さまざまなアイデア商品が生まれている。フラワーショップ「Quala」は、店舗での営業ができないため、デリバリー用のコーヒーのフタの代わりに、小さなフラワーアレンジメントをのせた「hoa coffee」(フラワーコーヒー)を考案した。ユニークな組み合わせ、友人へのちょっとしたギフトに向いていると、Instagram上では同商品の写真が続々とアップされている。
また、カニが売りの海鮮レストランチェーン「Vua Cua」では、ホーチミン市内5店舗中2店舗が感染拡大防止を目的とした全国隔離措置を受けて休業し、残り3店舗はテイクアウトとデリバリーのみが許可された状態だ。そこで新規メニューを生み出すことに力を入れ、一個87,000ドン(約400円)の「高級カニまん」が誕生した。一般的な肉まんの5~8倍する価格であるにかかわらず、3日間で300個を売り上げた。

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日常的に花を飾る
習慣のないベトナム

ベトナムは、旧正月シーズンにたくさんの花を飾り付けるなど、花が好きなお国柄だが、日常的に家の中に花を飾る習慣はあまりない。しかし、デリバリーコーヒーの付加価値として、日常生活に花を飾ることを提案し、hoa coffeeは話題となった。また、hoa coffeeは見た目が美しく、外出がむずかしい状況下でも写真映えする商品として、インスタグラマーに受けたという要因も考えられる。
ベトナムは、副業が労働法で認められており、あれがダメならこれという試行錯誤とフットワークの軽さがベトナム人に根付いている。今後も、市場同士の化学反応により、新たなアイデア商品の誕生が期待できる。


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